皇居(旧江戸城)見学も集合場所にたどり着くまでが一番の難関で、あとは人の後ろにくっついて首を縦に振って歩くだけだから楽だった。
で、帰りも東京に詳しい人の案内で「あれが○○、こっちのビルが△△、それで向こうに見えるのが××・・・。もしお茶を飲むならAかBだけど、近いのはAね」などと説明してくれた。(今日はじめて会った人なのにすごく親切)当人は東京に住む娘さんと待ち合わせとのことで東京駅で別れた。
山手線で、品川に行き、京急に乗ったときには《もうこれで家に帰れる》と安堵。
ところが、能見台駅で人身事故があり、富岡駅(通常快速は停車しない駅)でストップ。
「救出に時間がかかるため、バスで・・・」のアナウンス。
(やばいわ、まずいわ。どうしよう!)
仕方ないのでバス停へ・・・するとすでに長蛇の列。それでもやむなく最後尾へ並んだ。(みんな困惑を隠せない表情)
三十分並んでもバスは2台来ただけで、行列は前に進まない。(寒くなってきたし、6時半までに行く用事もある・・・)
そのうち駅員さんが飛んできて「間もなく電車が動きます」という。途端にどっと駅へなだれ込む群衆。車道の車のほうが驚き、信号が青に変わったのに群衆を引くわけにもいかずしばらくストップの態。
一時間のロス。
電車内、それぞれ着席の四人、知らない同士なのに和気藹々。
「この間もありましたの」と一人が言えば、「三月十一日はどうなさっていました?」などと一人ずつの体験談。
「やっぱり、駅構内に止まった人が悲惨だったわね。だって寒いし、出たのは水だけだもの。」
「わたしは会社に泊まったので、非常食の乾パン・・・コンビニはすぐ売り切れたから」
「わたしはデパートに居たけど、すぐバスで帰ったわ。迷っていた友人はあの日家には帰れなかったそうよ」
「・・・わたしもすぐにバスで家に帰ったわ。」
女四人・・・全く初めてのご対面。でも弾む弾む会話。それぞれの降車駅では手を振り合う仲に。
かくて家路にたどり着いたのは日暮れの五時過ぎ。
で、帰りも東京に詳しい人の案内で「あれが○○、こっちのビルが△△、それで向こうに見えるのが××・・・。もしお茶を飲むならAかBだけど、近いのはAね」などと説明してくれた。(今日はじめて会った人なのにすごく親切)当人は東京に住む娘さんと待ち合わせとのことで東京駅で別れた。
山手線で、品川に行き、京急に乗ったときには《もうこれで家に帰れる》と安堵。
ところが、能見台駅で人身事故があり、富岡駅(通常快速は停車しない駅)でストップ。
「救出に時間がかかるため、バスで・・・」のアナウンス。
(やばいわ、まずいわ。どうしよう!)
仕方ないのでバス停へ・・・するとすでに長蛇の列。それでもやむなく最後尾へ並んだ。(みんな困惑を隠せない表情)
三十分並んでもバスは2台来ただけで、行列は前に進まない。(寒くなってきたし、6時半までに行く用事もある・・・)
そのうち駅員さんが飛んできて「間もなく電車が動きます」という。途端にどっと駅へなだれ込む群衆。車道の車のほうが驚き、信号が青に変わったのに群衆を引くわけにもいかずしばらくストップの態。
一時間のロス。
電車内、それぞれ着席の四人、知らない同士なのに和気藹々。
「この間もありましたの」と一人が言えば、「三月十一日はどうなさっていました?」などと一人ずつの体験談。
「やっぱり、駅構内に止まった人が悲惨だったわね。だって寒いし、出たのは水だけだもの。」
「わたしは会社に泊まったので、非常食の乾パン・・・コンビニはすぐ売り切れたから」
「わたしはデパートに居たけど、すぐバスで帰ったわ。迷っていた友人はあの日家には帰れなかったそうよ」
「・・・わたしもすぐにバスで家に帰ったわ。」
女四人・・・全く初めてのご対面。でも弾む弾む会話。それぞれの降車駅では手を振り合う仲に。
かくて家路にたどり着いたのは日暮れの五時過ぎ。