続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

尊敬。

2011-11-29 06:30:56 | 日常
 ブログ「7人家族の真ん中で」を毎日拝見している。
 そのバニラファッジさんがNHKラジオ第一で四時から出演というので、もう二時からラジオを点けて待っていた。

 素敵なよく通る声・・・立派な方だという先入観があるから何を聞いてもドキドキ。フンフンなるほど・・・ブログに書いてある通りの展開(でも、ラジオじゃ伝わらないね・・・)

 声を聞けて何かすごく感激してしまった。


 わたしが今でも最も尊敬する人・・・それは亡母の入院時、同室でお姉さんの付き添いをなさっていた佐藤さんという当時四十才くらいの方。
「父は八十才の時に倒れました。それからわたしが世話をしたのですけど、九十三才で亡くなりました。わたしのお世話が足りなかったばかりに亡くなってしまいました。」と言って涙ぐみ、そっと手で押さえたときには驚いてしまった。
 
 お姉さんの介護の様子を見ていても分かるその優しさ愛情の深さ・・・毎日、三時の面会時間と同時に病室に入り、お湯を汲んで身体を拭き、手足をさすり、髪を梳かす・・・ゆっくりと丁寧に休みなく続ける様子は、わたしが逆立ちをしても生まれ変わっても適わない優しさだった。

 その彼女であれば、お父さんの介護も想像に難くない。控えめで温かい人柄・・・お嫁にも行かずに費やした日々・・・愚痴ももらさず、「わたしの力が足りなかった」と泣いたとき、彼女はわたしにとって神様のように見えた。

 わたしは生涯この人のことを忘れないと思う、既に三十年も前の話だけれど。


 同じ意味で、バニラファッジさんを尊敬している。
 お声が聞けて嬉しかったです!

『城』669。

2011-11-29 06:14:17 | カフカ覚書
「できないわ、K、わたしにもできないわ。クラムはけっしてあなたと話をしたりしないでしょう。あなたとしたことが、クラムがあなたと話をしてくれるなんて、どうしてそんなことが考えられるのでしょう!」

 クラム/Klamm→Klan/氏族(先祖)

☆「できないわ、K、わたしにもできないわ。氏族(先祖)はけっしてあなたと話をしたりしないでしょう。あなたとしたことが、氏族(先祖)があなたと話ををしてくれるなんて、どうしてそんなこと考えられるのでしょう!」