続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

こんなにも恋しいなんて。

2015-02-04 09:09:51 | 日常
 よく晴れた日の午後、(そういえば、カフカさん(昆虫)はどうしているだろう)と、思って植木鉢を覗いた。なのに、居ない。
(どこ、どこ、どこなの?)とばかり、草葉を掻き分け、(いけないこと)とは思いながら探索。

 行方不明・・・ああ、鳥か何かに食べられてしまったのだろうか。

 傷心・・・ああ、わたしが騒ぎすぎたために姿をくらましたのかしら。


 そして幾日目かのお昼前、何気に見ると《いたわ、生きていたのね。良かった》姿を見せたカフカさん。

 知らず知らずに恋が芽生えていたなんて!
(でも、どこに隠れていたの?しつこいほどに探したのに・・・)

 なにはともあれ、よかったわ。
 午後には再び隠れてしまったカフカさん。ほんのひと時、日光を浴びに姿を現わしていたなんて!

 この昆虫、ネットで調べてみたら「ツチイナゴ」というらしい。成虫で越冬する唯一の昆虫とあった。(2/5)

『城』1870。

2015-02-04 08:47:26 | カフカ覚書
わかったよ、とKは言った。しかし、そうなると、ほんとうに危険なことになるよ。きみのお父さんに現場をおさえられるようなことにもなりかねない。万一そういうことにならないとしても、お母さんは、そのことが心配で、ぼくが訪ねていくことを許してくれないだろう。そうなれば、お父さんのせいでなにもかもだめになってしまうだろう。ハンスは、こう言うKにまた反論をして、議論は、ちっとも進展しないままつづいていった。


☆わかったよ、とKは言った。しかし、そうなると全く重大なことになる。お父さんに不意打ちで捕まるようなことにもなりかねない。そんなことにならないとしても、お母さんは不安で、つまり行くことはできないだろう。それにもかかわらず、すべて(死)お父さんのせいで失敗に終わるだろう。ハンス(国/団体)は、またそれを制止するとしても、あれこれの論争があるだろう。