『回転ガラス板(精密工学)』
5枚のガラス板が軸を中心に回転し、1メートルほど離れて見ると一つの円が現れるというもの。
精密光学・・・5枚のガラス板が、同じ軸(中心点)を持つならば、回転させた場合、必ず一つの円に見える眼の位置がある。精密に観察し、視点を定めるように指示されているのは鑑賞者の方である。
仕組まれた構成である。
軸を同じにした5つのガラス板は、空間を含む《立体》である。その立体が回転させることにより、ある一点に置いて《平面》としての一つの円に集約される。
錯視・・・(光)と5枚のガラス板(物質)の相互作用としての光学現象である。この関係性、三次元を一次元として体感することの震撼を(精密光学)と比喩したのではないか。
日常にある(かもしれない)対象と眼差しの錯視の一瞬を切り取って見せている。
《一枚の円=平面》は非存在であるが、ある一点において存在を確信することがあり得るという実証である。
(写真は『DUCHAMP』TASCHENより)
ギラギラのお日さまがお登りになりました。今朝は青味がかつて一そう立派です。
☆化(教え導く)等(平等)は金(尊い)。
弔(死者を悼み)照(あまねく光が当たる=平等)の実(内容)が逸(隠れている)律を把(つかみとる)。
すると、とんでいったらよいのです。それだけで、一瞬まえにはまだそうでなかった者になってしまっているのです。つまり使用人なのです。
☆人びとは瞬間にして不在になり、そこ(本当の死)に、うまく逝くことが出来るのです。