続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

マグリット『天才の顔』

2017-07-21 06:48:03 | カフカ覚書

 『天才の顔』

 眼を瞑り口を閉じている白い石膏の面は、細長い板の上に乗っている。その板の刻みは何を現わしているのだろう。どこで生じ、どこへ行こうとしているのだろう。
 この細い板状の下の淀みは気流なのか水流なのかも不明である。
 板の上には『天才の顔』の前後に黒いビルボケが立っている。ビルボケを死者の魂と把握するならば、『天才の顔』も霊界の領域に共存しているということである。そしてこの細い板状のものは浮遊しているのだろうか、現世における重力界の律には当てはまらない。
 暗黒ではあるが、光は板の側面に向かい射している。

 黒いビルボケ(擬人)が枝葉を伸ばしているということは蘇り(復活)を暗示しているのだろうか、あくまで霊界においての再生ということか。板の刻みは人為的な切り口であり、観念(時間など)を暗示しているのかもしれない。
 白いマスク(『天才の顔』)には、右目と左頬が欠けている。

 もしあなたの右の目が罪を犯させるなら、それを抜き出して捨てなさい。(略)もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。(マタイによる福音書5章より)

 と、いうことだろうか。であるならば、『天才の顔』はイエス様ということになり、死者たちと同列で霊界に生きておられるということになる。
 いかなる困苦にも平然と向かう人、それが天才である。


(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)


『山男の四月』9。

2017-07-21 06:29:02 | 宮沢賢治

 山男がこんなことをぼんやり考へてゐますと、その澄み切つた蒼いそらをふうわうるんだ雲が、あてもなく東の方へ飛んで行きました。そこで山男は、のどの遠くの方を、ごろごろならしながら、また考へました。


☆太陽の談(はなし)は恒(常に変わらず)超(とびぬけて優れた)説(話)を闢(開く)運(めぐりあわせ)である。
 等(平等)の法(神仏の教え)は秘(人に見せないように隠す)講(話)である。
 太陽の談(話)は、掩(隠した)法(神仏のおしえ)の講はなし)である。


『城』2702。

2017-07-21 06:13:55 | カフカ覚書

もちろん、うまく話にのってくれた場合でも、口論をしたり、無意味なおしゃべりをしたり、ほらを吹いたり、まるで競争のようにめいめいが話を誇張したり、根も葉もないことを言いだしたりします。


☆彼らの話は明らかに無意味なおしゃべりであり行動なのです。誇張や作り話は全くバカバカしい騒ぎにすぎません。