『日の出、日没(4線)』
シンプルであり飛躍しすぎていて、直感では伝わらない。
けれど、凝視していくうち、これは原始地球の在り様ではないかという気がしてくる。何もない平原、太陽と地球の関係だけの現象である。
4線は東西南北を示唆しているのだろうか。細長い線条は時間の経過、立体になっている左端は大気により屈折するため、より大きく見える太陽を示唆しているのだろうか。
太陽との関係によってのみ存在する地球に、観察者としてその一点に立ち、太陽と自分の関係を図ったものと思う。断続的に切断された箇所があるが、風雲・気流によるものだろうか。
太陽との対峙、普遍の距離感、太陽が回るというのでなく(地球が自転しているわけだけれど)、あくまで自分と太陽との関係である。大量の光を縮小し物量に変換させるという世界観は《静謐》というより他ない。
(写真は横須賀美術館『若林奮VALLEYS』より)
「よし、はやく馬車のしたくをしろ。」白い大きなきのこでこしらへた馬車が、ひつぱりだされました。をかしな形の馬がついてゐます。
☆魔(鬼)の赦(罪を許す)と吐く。
題(テーマ)は、魔(鬼)の赦(罪を許す)業(仕事)の場である。
ふたりのあいだに勤務上の関係があったあいだは、あなたは、わたしにとってもちろん非常に大事な人だった。それは、あなたの人柄のせいではなく、仕事を言いつけられるからです。そのときなら、あなたの望むことをなんでもしてあげたでしょうが、いまは、あなたのことなんかどうだっていいんです。
☆わたしとあなたとの勤務上(死)の関係があったかぎりは、先祖はもちろん非常に重要な人だった。あなたの特性のためでなく、死の任務のためです。わたしはあなたが望むことを何でもしたでしょうが、今はどちらでもいいんです。