ラジオ体操仲間が階段を踏み外して、《足にひび》が入ってしまった。
手首を骨折して休んでいるメンバーもいる。
他のサークルでも大腿骨骨折で手術リハビリ中のメンバーがいたり、二ヵ月の入院を余儀なくされたメンバーもいるし・・・。
わたしたちの年代の骨の故障劣化は日常化しており、《転ばぬように》が合言葉になっている。
屈折率
七つ森のこつちのひとつが/水の中よりもつと明るく/そしてたいへん巨きいのに/わたくしはでこぼこ凍ったもちをふみふみ/このでこぼこの雪をふみ/向ふの縮れた亜鉛の雲へ/陰気な郵便脚夫のやうに/ (またアラツデイン 洋燈とり)/急がなければならないのか
☆死地の真(まこと)
推しはかる宙の冥(死後の世界)は虚(空しくなにもない)
説(はなし)は恒に粛(敬意を払う)
吾(わたくし)が掩(隠して)運(めぐらせている)隠れてる記は、幽(死者の世界)の弁(言葉)であり、客(旅人)は普く曜(光)であり、道(人として取るべき行いや生き方)を究(つきつめる)
※「屈折率」とは現世と冥府の屈折率のことであり、(七つ森)は七つの海を持つ地球(現世)を暗示している。
「そんなおどしなんか、ちっともこわくありませんよ。だって、あなあは、わたしを助手にしたいとはおもっていないんでしょう。助手になっtらわたしが怖ろしいんでしょう。
☆そんな脅しでわたしを驚かせるなんてできません。と、イェレミーアスは言った。しかし、あなたはわたしを確かな思考だとは思っていないでしょう。あなたはわたしの思考を恐怖に思っているのでしょう。