続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

吉川宏志(私的解釈)夜の更けに。

2022-04-10 08:03:40 | 吉川宏志

 夜の更けに「痛い痛い」と母は呼ぶ麻薬を飲ませその声を消す

 夜の更けに「痛い痛い」はヤ・コウ・ツウ・ツウと読んで、野、荒、痛、通。
 母は呼ぶ麻薬を飲ませはボ・コ・マ・ヤク・インと読んで、模、枯、魔、厄、因。
 声を消すはセイ・ショウと読んで、笑、消。
☆野(抑えがきかない)荒(飢饉/農作物の不作によって食べ物が欠乏すること)の痛(傷ましい)通(報せ)があった。
 模(ありさま)は枯(かれて衰えてしまうこと)の魔の厄(災い)が因(もと)で、笑(笑顔)が消えてしまった。

 夜の更けに「痛い痛い」はヤ・コウ・ツウ・ツウと読んで、爺、工、通、通。
 母は呼ぶ麻薬を飲ませはボ・コ・マ・ヤク・オンと読んで、模、個、摩、役、隠。
 声を消すはショウ・ショウと読んで、掌、匠。
☆爺(老人)の工(作業)は通(滞りなく)通(最初から最後までやりとおす)。
 模(ありさま)は個(一つ一つ)を摩(みがく)役(つとめ)である。
 穏やかに掌(つかさどる)匠(たくみ)である。

 夜の更けに「痛い痛い」はヤ・コウ・ツウ・ツウと読んで、夜、交、痛、通。
 母は呼ぶ麻薬を飲ませはボ・コ・マ・ヤク・インと読んで、慕、己、真、躍、淫。
 声を消すはショウ・ショウと読んで、性、照。
☆夜の交わりは痛(はげしく)通(行き来する)。
 慕(恋しく思う)己(わたくし)は、真(本当)に躍(飛び上がるほどの喜び)があり、淫(みだらな)性(傾向)に照れてしまう。


『飯島晴子』(私的解釈)雨の日を。

2022-04-10 07:32:53 | 飯島晴子

   雨の日を正しくあるく筍掘

※雨後の竹の子の言葉がある。 正しくあるく(正歩)はショウブと読んで、勝負。
 雨の日が勝負である筍掘り。

雨の日はウ・ジツと読んで、迂、実。
正しくあるく(正歩)はショウ・ホと読んで、章、補。
筍掘はシュン・クツと読んで、悛、屈。
☆迂(遠回り)の実(内容)がある章を補い悛(あらためる)のは、屈(行き詰まる)。

 雨の日はウ・ジツと読んで、烏、昵。 
 正しくあるく(正歩)はショウ・ブと読んで、声、舞。
 筍掘はシュン・クツと読んで、瞬、苦痛。
☆烏が昵(近づく)と声をあげる。
 舞う瞬(瞬間)は苦痛である。

 雨の日はウ・ジツと読んで、有、実。
 正しくあるく(正歩)はショウ・ホと読んで、正、保。
 筍掘はジュン・クツと読んで、巡、苦痛。
☆有(存在する)実(内容)を正しく保(持ち続け)巡(めぐらせる)のは苦痛(大変)である。