続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)蛇のこゑ。

2022-04-19 07:29:07 | 飯島晴子

   蛇のゑ髪はあかるくなりにけり

 蛇のこゑ(蛇声)はジャ・セイと読んで、蛇、棲。
 髪はあかるくなりにけり(髪明為)はハツ・メイ・イと読んで、発、明、畏。
☆蛇が棲み、発(外に現れると)明らかに畏(脅える)。

 蛇のこゑ(蛇声)はジャ・ショウと読んで、邪、商。
 髪はあかるくなりにけり(髪明為)はハツ・メイ・イと読んで、発、迷、威。
☆邪(よこしまな)商いが発(盛んになると)迷(判断が付きかねる)威(恐れ)がある。

 蛇のこゑ(蛇声)はジャ・ショウと読んで、邪、訟。
 髪はあかるくなりにけり(髪明為)はハツ・メイ・イと読んで、撥、命、為。
☆邪(不正)の訟(訴え)を撥(調整する)命(命令)を為(出す)。

 蛇のこゑ(蛇声)はジャ・セイと読んで、邪、世。
 髪はあかるくなりにけり(髪明為)は撥、明、移。
☆邪(正しくない)世(世の中、社会)を撥(はねかえし)明(物を見分ける能力)で移(変えていく)。


吉川宏志(私的解釈)拾い終え。

2022-04-19 06:34:09 | 吉川宏志

 拾い終え去りゆくときに黒ぐろと棺の釘は焼け残りたり

 拾い終え去りゆくとき(拾終去行時)はジュウ・シュウ・キョ・コウ・ジと読んで、柔、師友、寄与、考、事。
 黒ぐろと棺の釘(黒黒棺釘)はコク・コク・カン・テイと読んで、古句、克、観、訂。
 焼け残りたりはショウ・ザンと読んで、章、竄。
☆柔(おだやかな)師友の寄与(貢献)、考(思いめぐらす)事(務め)がある。
 古句を克(十分)に観(よく見て)訂(文字文章の誤りを正し)章を竄(文字・文章を変える)。

 拾い終え去りゆくとき(拾終去行時)はジュウ・シュウ・キョ・コウ・ジと読んで、十、終、去、講、自。
 黒ぐろと棺の釘(黒黒棺釘)はコク・コク・カン・テイと読んで、告、哭、憾、態。
 焼け残りたりはショウ・ザンと読んで、焦、惨。
☆十(すべて)終わったと去(立ちさる)講(はなし)を自ら告げ哭(大声で泣く)。
 憾(残念に思う)態(ありさま)には焦(いらだち)と惨めさがあった。

 拾い終え去りゆくとき(拾終去行時)はジュウ・シュウ・キョ・コウ・ジと読んで、獣、襲、拒、考、事。
 黒ぐろと棺の釘(黒黒棺釘)はコク・コク・カン・テイと読んで、酷、放く、喚、態。
 焼け残りたりはショウ・ザンと読んで、傷、残。
☆獣(けもの)は襲いかかるので拒(寄せ付けない)考えである。
 事(できごと)は酷(容赦なく厳しい)と放く。
 喚(大声を出しわめく)態(ありさま)は傷(心を痛める)残(惨さ)がある。