続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)疾風に。

2022-04-21 07:39:13 | 飯島晴子

   疾風に大きい鶯飼ってゐる

 疾風に大きい鶯飼ってゐる(疾風大鶯飼居)はシツ・フ・タイ・オウ・シ・キョと読んで、疾、怖、頽、翁、死、嘘。
☆疾(やまい)は怖(こわい)。
 頽(衰える)翁(老人)は死を嘘(嘆く)。

 疾風に大きい鶯飼ってゐる(疾風大鶯飼居)はシツ・フ・タイ・オウ・シ・キョと読んで、質、普、代、追う、詞、挙。
☆質(内容)を普く代(入れ替えて)追うと、詞(ことば)の挙(企て)がある。

 疾風に大きい鶯飼ってゐる(疾風大鶯飼居)はシツ・フ・タイ・オウ・シ・キョと読んで、膝、腐、体、負う、支、去。
☆膝に腐(心を痛めている)。
 体に負う(こうむる)支えが去(なくなるから)。


吉川宏志(私的解釈)曲がり家は。

2022-04-21 06:10:29 | 吉川宏志

 曲がり家は曲がるところに闇を生むそこにねむりし女のからだ

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・カ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、曲、過、極、諸、闇、傷。
 そこにねむしり女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、危、処、民、叙、請、態。
☆曲(ただしくない)過(あやまち)の極(行き着くところ)の諸(多く)は闇(愚か)である。
 傷(心を痛める悲しみ)を危(脅かすこと)を処(取り捌くように)と民(民事)に叙べ、請(頼む)態(有様)がある。

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・カ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、局、禍、極、諸、闇、招。
 そこにねむりし女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、希、緒、民、助、辛、耐。
☆局(当面している事態や情勢)の禍(不幸・災難)は極めて諸(多く)の闇(不安)を招く。
 希(のぞみ)の緒(いとぐち)は民(一般の人)の助けで辛さを耐(もちこたえる)。

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・カ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、局、歌、極、諸、諳、唱。
 そこにねむりし女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、喜、庶、民、新、待。
☆局(放送局)の歌は極めて諸(多く)が諳(そらんじて/空で覚えて)唱(歌われ)喜ばれている。
 庶民は自余(ことのほか)新しいものを待っている。

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・ケ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、極、異、極、諸、暗、招。
 そこにねむりし女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、奇、初、眠、深、体。
☆極める異(普通でないさま)を極(やりつくす)。
 暗(秘か)に招く奇(不思議な)初め(処/処女)、深(奥深い)体である。