ペーパー・写・楽

ペーパークラフト、京都の写真、カブ、自転車、軽自動車で楽しんでいます。

とあるおばさん

2012-02-08 20:27:47 | 日記
 リンカーンは「男は40歳になったら自分の顔に責任を持て」と言った。
とうに過ぎている自分の顔はどうだろう?
無責任顔そのものではないか。

その言葉を知ってから、街を歩いていても色々な男性の顔を見るようになってしまった。
あるとき、顔に責任を持つのは男性だけか?女性も同じではないのか?と思うようにもなる。

で、年配の女性の顔を見て、変な判断をするようになってしまっている。
高島屋顔のおばさま。
大丸顔のおばさま。
いや、7階催し物会場顔か?
タイムセール待ちの地下食品売り場顔か?

398円で買った12ロール入りトイレットぺーパーが、298円で売り出されているのを見て、悔し涙のドラッグストア顔のおばさんもいる。

中には口をへの字に曲げて目つきが鋭い、半径2m以内は危険区域顔のおばさんもいる。

先週、錦天満宮裏の公園で、鋭い目つきではないが半径2m以内危険区域のおばさんに久しぶりに出会った。


昨年の春に2回会っている。それ以来会っていなかった。
自分はそのおばさんのことを「100円ちょうだいおばさん」と呼んでいる。
ベンチに座っている人に近づいては、「100円ちょうだい」と言っている。
昨年2回会って、200円ボッシュートされた(してあげた)。

その公園で一人でタバコ(愛煙家ですいません)を吸っていると、そのおばさんがやってきた。
あれまー、この寒空に元気でいはるやん。

近づいてくる。

ポケットをさぐり、100円玉を握って準備していると、「たばこ1本ちょうだい」と言ってきた。
昨年とパターンが違うやん。

「あいよ」と言って1本手渡した。
「もう1本ちょうだい」と言ってきた。
「ほらよ」と言ってもう1本手渡した。
「もう1本ちょうだい」とまた言ってきた。
「ええかげんにしなはれ」

自分のところから離れていった。
しかし、元気でなにより、と思っている自分がいる。

はてさて、今日も出会ってしまった。
ところが、周りの人には行くけれど、自分には近づいてこない。

原因がわかった。

自分の顔が半径2m以内危険区域顔であることを忘れていた。

コメント
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