サーバーの問題だと思いますが、文字が朱色でゴシック体になる場合があります。
それぞれの記事の項目をクリックすると、読みやすい字体になります。
この方は、虹彩写真でもわかるように、心臓は強くなく、30年前から「手が震えて字を書いたり、コップを持ったりすることができない」ということで来院したのですが、現在、手の震えはほとんど良くなりました。
先日、長時間新幹線に乗って出かけることがあったらしく、その後から、頭痛やめまいが出てきたようです。
頭痛の原因は多いものですが、経験的には、心臓が原因の場合が多いので、この方も、「多分、心臓からの頭痛だな」と考えながら診察したら、「肝」が現れる脈状が「沈脈」でした。
沈脈とは、強く案じて得られる脈で、裏証であり、脈の力があれば「裏実」で、力がなければ「裏虚」と診ますので、肝の虚を考えます。
めまいは「心」からくるのは時間的に長く、「肝」からくるものは「立ちくらみ」(起立性)のように比較的短時間の場合が多いのですが、この方は、脈状には現れていませんでしたが、心臓からくるめまいのようで、時間的には結構長い「めまい」のようでした。
そして、肝虚がある時は、肝を剋する肺実があってもいいのですが、それはないので、肺(金)を瀉することはできないし、これまでの経験で、その母になる「水」(腎・膀胱)を補しても効果は期待できないし、肝だけを補するつもりで「曲泉」を補してもあまり効果が期待できない。
さて、どうしよう。
病気や症状というのは、大きく3つに分けて考えると、答えが出てくる。
① 臓腑の盛衰(治療は鍼灸なら経絡調整)
② 表証の盛衰(治療は筋肉や骨格の調整)
③ 栄養の問題(治療は栄養の過不足を調整)
これらについては、ホームページを参照してください。
そこで脊椎診をしましたら、写真のように脊椎上部で「くの字」に曲がっていて、 経筋腱収縮牽引 がみごとに現れているので、表証は「実」を表していて、この歪みが脊髄に悪影響を与えて、「頭痛やめまい」が起こっていると診断した。
写真は本人ではありません。
本人の脊椎は、もっと強い歪みがありました。
毫針で臓腑を整えた後、再びめまいの確認をしようと思い、一度起きてもらおうとしましたら、確認をするまでもなく、少し起き上がろうとするだけでめまいが起こるので、「脊椎の歪みを取るのが早い」と判断し、右の隔兪から右の大杼を即抜で巨針をした。
写真は本人ではありません。
その後に、右の隔兪と左の脾兪から大腸兪まで刺鍼して、置針した。
写真は本人ではありません。
脊椎の歪みがひどかったので、脊椎上部のアジャストを加えましたが、これでめまいは起こらなくなったし、患者さん自信が、自分で頭を触ったりしていましたが、頭痛もなくなった。
虹彩分析で、心臓の異常が出ていますので、その後に「だんちゅう」へお灸を3壮加えて治療を終了した。
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この方は、虹彩写真でもわかるように、心臓は強くなく、30年前から「手が震えて字を書いたり、コップを持ったりすることができない」ということで来院したのですが、現在、手の震えはほとんど良くなりました。
先日、長時間新幹線に乗って出かけることがあったらしく、その後から、頭痛やめまいが出てきたようです。
頭痛の原因は多いものですが、経験的には、心臓が原因の場合が多いので、この方も、「多分、心臓からの頭痛だな」と考えながら診察したら、「肝」が現れる脈状が「沈脈」でした。
沈脈とは、強く案じて得られる脈で、裏証であり、脈の力があれば「裏実」で、力がなければ「裏虚」と診ますので、肝の虚を考えます。
めまいは「心」からくるのは時間的に長く、「肝」からくるものは「立ちくらみ」(起立性)のように比較的短時間の場合が多いのですが、この方は、脈状には現れていませんでしたが、心臓からくるめまいのようで、時間的には結構長い「めまい」のようでした。
そして、肝虚がある時は、肝を剋する肺実があってもいいのですが、それはないので、肺(金)を瀉することはできないし、これまでの経験で、その母になる「水」(腎・膀胱)を補しても効果は期待できないし、肝だけを補するつもりで「曲泉」を補してもあまり効果が期待できない。
さて、どうしよう。
病気や症状というのは、大きく3つに分けて考えると、答えが出てくる。
① 臓腑の盛衰(治療は鍼灸なら経絡調整)
② 表証の盛衰(治療は筋肉や骨格の調整)
③ 栄養の問題(治療は栄養の過不足を調整)
これらについては、ホームページを参照してください。
そこで脊椎診をしましたら、写真のように脊椎上部で「くの字」に曲がっていて、 経筋腱収縮牽引 がみごとに現れているので、表証は「実」を表していて、この歪みが脊髄に悪影響を与えて、「頭痛やめまい」が起こっていると診断した。
写真は本人ではありません。
本人の脊椎は、もっと強い歪みがありました。
毫針で臓腑を整えた後、再びめまいの確認をしようと思い、一度起きてもらおうとしましたら、確認をするまでもなく、少し起き上がろうとするだけでめまいが起こるので、「脊椎の歪みを取るのが早い」と判断し、右の隔兪から右の大杼を即抜で巨針をした。
写真は本人ではありません。
その後に、右の隔兪と左の脾兪から大腸兪まで刺鍼して、置針した。
写真は本人ではありません。
脊椎の歪みがひどかったので、脊椎上部のアジャストを加えましたが、これでめまいは起こらなくなったし、患者さん自信が、自分で頭を触ったりしていましたが、頭痛もなくなった。
虹彩分析で、心臓の異常が出ていますので、その後に「だんちゅう」へお灸を3壮加えて治療を終了した。