ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

腹痛と足首の痛み・・・臨床連載―13

2005-07-20 09:24:30 | 診断即治療と虹彩学

この方は、虹彩写真でもわかるように、もともと腸に問題があるのですが、
「きょうは、家を出る前に排便があり、さっきまで腹痛があったが、今は治
まっている。正座をすると、両足の外踝が痛い」と言う。

脈診では、そんなに臓腑の異常は診られなくても、虹彩分析をすると、
すぐに「根本的な原因」がわかるので、治療方針が決定しやすくなります。

的確な診断ができるということは、治療に自信があるということであり、診
断が的確であれば、 家庭療法 でも十分治せる病気は多い。

治療が楽だと思うと、私は、ついニコニコしてしまうから、患者さんも一緒に
ニコニコ笑ってしまう。(アホとちゃーいまっせ!)(笑)


「どうしたら、外踝が痛いの?」

「正座して、少しずらすと、グリグリって痛いんです」

「ほー、ちょっとやってみて」



「イタッ!ほら、こうすると痛いんです・・・、特に右側が・・・」

と、正座の状態から、お尻を少しずらして痛みを確認してくれた。




「実はねー、ここも腸と関係があってねぇ、腸を動かすと痛みは消えますよ」

と、左の合谷にテスト鍼をしたら、即座に痛みが消えた。




再び、2人で笑った。

傍にいたスタッフも笑った。


痛みが出ていたのは、明らかに胆経です。
本来なら胆経が「陽経」ですので、表裏共軛系(ひょうりきょうやくけい)の
関係で、陰経の肺経に取穴するのですが、虹彩分析で明らかに腸に異常
のあることがわかっているし、病院でも腸の異常を確認されているのですか
ら、腸を狙ったほうが早いと思い、「合谷」を選んだのです。


すなわち、七星論によって組み立てた、金(肺・大腸)と木(肝・胆)の、
共軛系(きょうやくけい)でのテスト鍼なのです。


その後、大腸を中心に臓腑を整える治療をして、家庭療法と 食事療法
のポイントを説明してから治療を終わりにした。


この方も頭のいい方なので、多分、また何ヶ月かは来ない。(笑)
だから私は、儲からない。(泣)

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