友人の奥様の告別式ースケッチ＆コメント

友人の奥様の告別式がありお参りした。

友人からは昨日通夜の席で７年半の闘病生活が続いていたと
初めて聞いた。無神経だった自分がいまさらのように恥ずかしい。
友人と長女と長男の三人が残された。
家事ほか一切合切家内任せだったのでこれからのことが
正直心配だと率直に友人は話してくれた。

若いころ自分でおさんどんやっていたではないかと
失礼ながら水を向けたら、あれは大昔のことで今は出来ないと
若者の顔に戻ってウインクを返してくれたのがむしろつらかった。

実は３０数年も前になるが、ワシントンＤＣで彼が
米国の繊維の専門大学を目指して語学留学していたとき、
マンションのスイートのひとつ部屋を借り、半年彼とシエアした。
その時、彼はおさんどんの役を見事にこなしてくれた恩人である。

長男は東京の大学を卒業、今年、社会人になった。
これからは長女に世話になることになるがいつまでもといえない。
いずれ娘は嫁に行く身と話してくれた。

喪主挨拶の中で、平成１０年５月に発病、日々前向きに病気と
闘い、明るく生きてくれていたが１１月１２日夜１０時過ぎに
帰らぬ人となった。生前お世話になった多くの方々に心から
お礼申し上げる次第ですと話された。

彼はある紳士服メーカーの現役の社長である。熾烈な競争を日々
強いられている経営トップとしての激務をこなしながら奥さんの
看病をよくも７年半も続けてこられたとおもう。

なんとか悲しみを乗り越えて家族三人、力強く生き抜いて
ほしいとおもう。合掌。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、１１月１日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3　　C0071 1905E　
株式会社 かんぽうサービス　℡06-6443-2173
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