神戸御影『酒ばやし』：ざくろースケッチ＆コメント

国道４７号線沿い、神戸市御影石町に清酒福寿の『酒心館』がある。中庭の一角にヘルシーメニューで人気の日本風レストラン『酒ばやし』がある。福寿酒造はまもなく１１年目を迎える淡路阪神大震災で他の多くの酒蔵ともども壊滅的打撃を受けた。

中庭にざくろ（石榴）の実がなっていたのでスケッチした。

ざくろは、広辞苑によれば、ペルシャ・インド原産で栽培の歴史はきわめて古い。
幹にはこぶがあり、枝にはとげがある。背丈は５～１０メートルあり、６月ごろに鮮紅色の花をつけ、果実は秋に熟して大きいとある。

震災で倒壊、現在は更地になった阪神青木駅前の自宅の中庭にもざくろの木があった。熟した種はルビーのような光沢があり、食べると甘すっぱい味がして結構おいしい。
子供のころよく食べた懐かしい味がいまも忘れられない。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、１１月１日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3　　C0071 1905E　
株式会社 かんぽうサービス　℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14　肥後橋官報ビル６Ｆ（〒550-0002）

米ガソリン値下がりで需要底入れかー学校で教えてくれない経済学

ハリケーンカトリーナとリタが吹き荒れて、一時ガロン3ドルを越えた米国のガソリン相場が2ドル50セント前後まで急落していたがここ２週間で底入れ気配が出てきたとＷＳＪ紙〈１１月５日〉が報じている。

一部のアナリストは、需要回復でガソリン相場は再び値上げ圧力を受けるだろうと予測している。

アメリカ人が車に乗る習慣を変えない限り、ガソリン相場の短期間の値下がりがガソリン需要を復活させるだろう。需要が回復してくれば、世界的にタイトな原油需給やガソリン精製能力の絶対的不足は当面解消されないだろうとＷＳＪ紙は指摘している。

エネルギー問題コンサルタント会社、Gloval InsightのMary Novakさんは、「ガソリンが値上がりしたときアメリカの消費者はしばらく喪に服していた。しかし、彼らはガソリンの消費パターンは変えていない。」と話した。

Gloval Insight社によれば、ガソリンの値段が１％変われば０．０３％需要が変わる。同じ１％、婦人服で値段が変われば、需要は０．８％変動する。ガソリンの顧客は逃げないとNovakさんは話している。

アメリカ人全てが、仕事からレジャーに至る生活で車世界に浸っており、車以外に他の選択肢をほとんど持っていない。ヒユーストン在住の主婦Adelberta Benitoさんは、子供を学校に連れていくだけでもバスを三回乗り継がないと行けない。車より倍以上時間がかかると話した。

Benitoさんは、今年の秋数週間はシボレーSuburbanから日産Pathfinderに乗り代えていた。ところが、ガソリンの値段が下げてきたので、週１２０ドルのガソリン代を払って子供の学校の送り迎えを復活させたと話している。

ガソリン価格の上昇は自動車産業に打撃を与えた。大型車や燃費の悪いスポーツカーはここ数ヶ月売り上げが落ちているが、ガソリン消費量は２００４年と横並びである。

１１月５日、ＮＹ原油先物相場（ＷＴＩ）はバレル１．２０ドル下げて６０．５８ドルで取引された。８月末の史上最高値バレル７０．８５ドルから１０ドル以上下げたが昨年同期と比べればなお１０ドル以上高い。

アメリカ人のガソリン離れが難しいとなれば、原油相場の高値安定が続きそうだ。〈了〉