11月23日、NYダウは44ドル上げ、10,915ドルでこの日の取引を 終了した。
Thanksgiving Day(感謝祭)を明日に控えて「豊作」(株高)に感謝と、はしゃいでいる。
前日発表された11月1日開催の米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録に
次回もしくは次々回のFOMC議事録から“Mesured Pace”(慎重なペース)での利上げをつづけるとの文言が削除されると読み『買い』シグナルに投資家が使ったようだ。
ガソリンのスタンド売りの値段が昨日、ガロン1.95セントと久しぶりに2ドルを
割ったとアメリカにいる知人がメールで教えてくれた。ガソリン代の落ち着きは年一番の稼ぎ時のクリスマス商戦を控えて、個人消費復活に期待感を持たせてくれるだろう。
テクノロジー関連銘柄(ハイテク株)の代表株、Intelが2%上げ、NYダウをリードしているとする見方もある。ミシガン大学調べの11月の米消費者信頼感指数が、10月の74.2から81.6へ改善したことも投資家を安堵させているかもしれない。
一方、米国経済の先行きは楽観できないとする見方も消えていないとWSJ紙電子版は
見方に違いがあることも紹介している。
11月の小売2位のTarget社は、既存店売り上げで見て、前年比2から3%増と、2003年の6.2%増と比較すると控えめである。小売トップのWal-Martは、年末商戦に危機感をもって、当社創設来最も早い11月1日にThanksgiving Dayから始まる年末商戦の広告を出した。エネルギーコスト上昇は特に低所得層の懐にボディーブローのように効いてきていると警戒感をなくしていないとの指摘である。
米国の住宅価格が一部の州では既に値下がりを始めた。10年物国債の利回りに連動して決まる住宅ローン金利が6%そこそこに抑えられていたが、この先一転して、ドル売り、債券売りが進めば、10年物利回り上昇、住宅ローン金利上昇から米国景気に水をさすとの指摘もある。
原油先物相場(WTI)は小休止しているがバレル58ドルは高値圏であることに変わりない。金相場はインフレ(ドルの目減り)を予見して18年来の高値まで上げてきた。
表から見てOKでも裏にまわって確かめてみるとカギのかけ忘れに気づくことが多い。少し高いとこら眺めるだけで視野が意外に広がることがよくある。
石橋をたたいて渡らないでは話にならないが、見極めて渡ることが肝心だろう。(了)
Thanksgiving Day(感謝祭)を明日に控えて「豊作」(株高)に感謝と、はしゃいでいる。
前日発表された11月1日開催の米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録に
次回もしくは次々回のFOMC議事録から“Mesured Pace”(慎重なペース)での利上げをつづけるとの文言が削除されると読み『買い』シグナルに投資家が使ったようだ。
ガソリンのスタンド売りの値段が昨日、ガロン1.95セントと久しぶりに2ドルを
割ったとアメリカにいる知人がメールで教えてくれた。ガソリン代の落ち着きは年一番の稼ぎ時のクリスマス商戦を控えて、個人消費復活に期待感を持たせてくれるだろう。
テクノロジー関連銘柄(ハイテク株)の代表株、Intelが2%上げ、NYダウをリードしているとする見方もある。ミシガン大学調べの11月の米消費者信頼感指数が、10月の74.2から81.6へ改善したことも投資家を安堵させているかもしれない。
一方、米国経済の先行きは楽観できないとする見方も消えていないとWSJ紙電子版は
見方に違いがあることも紹介している。
11月の小売2位のTarget社は、既存店売り上げで見て、前年比2から3%増と、2003年の6.2%増と比較すると控えめである。小売トップのWal-Martは、年末商戦に危機感をもって、当社創設来最も早い11月1日にThanksgiving Dayから始まる年末商戦の広告を出した。エネルギーコスト上昇は特に低所得層の懐にボディーブローのように効いてきていると警戒感をなくしていないとの指摘である。
米国の住宅価格が一部の州では既に値下がりを始めた。10年物国債の利回りに連動して決まる住宅ローン金利が6%そこそこに抑えられていたが、この先一転して、ドル売り、債券売りが進めば、10年物利回り上昇、住宅ローン金利上昇から米国景気に水をさすとの指摘もある。
原油先物相場(WTI)は小休止しているがバレル58ドルは高値圏であることに変わりない。金相場はインフレ(ドルの目減り)を予見して18年来の高値まで上げてきた。
表から見てOKでも裏にまわって確かめてみるとカギのかけ忘れに気づくことが多い。少し高いとこら眺めるだけで視野が意外に広がることがよくある。
石橋をたたいて渡らないでは話にならないが、見極めて渡ることが肝心だろう。(了)