ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ある株式講演会ースケッチ&コメント

2006-01-23 22:58:16 | スケッチ
ライブドア事件真っ只中の日にたまたまある大手証券の株式講演会が
心斎橋のホテル日航大阪で開かれるというので出かけた。

帰宅後テレビ報道でライブドアの堀江社長が証券取引法違反の疑いで
逮捕されたというニュースが流れていた。1月16日、司直がライブドアの
捜査を開始した日と翌日2日間で日経ダウは6%強値下がりした。

ただ、ライブドアとその関連株には機関投資家ははじめからほとんど手を
出していなかったようだ。結局、今回の事件の犠牲者は大部分個人投資家で、
しかも信用取引が絡んだ取引であった。信用のための担保株の値下がりで
追証を迫られた。下げが売りを呼び、売りが下げを呼びパニックになった。

講演会の結論では、①今回のライブドア事件で株価が一時的に値下がりする
②昨年40%も急騰し、買うチヤンスを逃していた個人投資家に絶好の買い場を
提供する③国の内外での輝きを増す日本を買う流れは不変である。
④日経ダウは秋口にかけて20,000円達成は固く、2007年には22、000円を
予測していた。

ところで、雑誌『AERA』(06年1月30日号)によれば、今回のライブドア事件の
捜査の
総指揮をとる大鶴基成東京地裁特捜部長は、昨年4月就任の挨拶の中で
『額に汗して働く人、リストラされて働けない人、違反すればもうかると
わかっていても法律を遵守している企業の人たちが憤慨するような事業を
摘発したい』と語っていると紹介していた。

今回のライブドア事件はまるで特捜部長の思いを絵に描いたよう事件では
なかったかと『AERA』を読みながら今回の捜査は生易しい終わり方をしない
かもしれない予感がした。

堀江社長の言動の中に、『法律の行間に禁止と書いてあるのか』
『法律の解釈の成果もあった』とか『強引な手法を使わないと時間が
かかって成功が難しい』などの発言が司直を著しく刺激したのかもしれない。

ライブドア事件があらぬところに飛び火して全うな企業の株売買に
悪影響がさらに及ばないようにして欲しい。そうでないと、ただでさえ株嫌いな
日本人の株アレルギーが再発して、資本市場の活力を失いかねない。

6年続いたゼロ金利政策で行き場を失った個人資産が、ここへ来て
投資信託というセーフティーネットを見つけて、ようやく株式市場復活を
助けているようにも見える。

ただ、「額に汗して働く」ことを美しいとする国民感情が日本には根強い。
魔女狩りよろしく、ライブドア事件だけを騒ぎたてて、善良な個人の
資産運用の首根っこを押さえ込むようなことだけは避けてほしい。

政府もマスコミも国民もライブドア事件への冷静な対応が待たれてならない。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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