1月26日のNYダウ相場は、Intel,GE,Citigroupの業績不安で先週来冴えない展開が続いていたが、赤字決算発表で3.4%大幅安のGMを除き、Caterpillar,AT&T、Boeuingなど大型優良企業の05年第4四半期の好業績に素直に反応して、前日比99ドル高の10,811ドルで取引を終了した。
ただ、当面決算発表ラッシュが続く中、発表される業績が企業ごとに結構ばらつきがある。そのつど投資家は一喜一憂している。つれて株価も上下に激しくぶれる。原油の高値安定、住宅需要の鈍化、個人消費低迷など不安材料も消えていない。腰の定まらない不安定な相場展開が今後も続くと予測するアナリストも多い。
NY外国為替市場では、12月の米耐久財受注高が1.3%増加、新規失業保険申請件数が予想を下まわる28万件台にとどまったこと、債券相場の値下がり(利回り上昇)を材料にドルが買われ、円相場は1ドル=116円台へ値下がりした。
特に米耐久財受注高が1.3%増加したことはアナリストを驚かせたようだ。彼らはせいぜい0.5%増と予測していた。加えて新規失業保険申請件数が28万台にとどまったこともアナリストの予想が外れた。彼らは30万件を予想していた。
耐久財受注堅調と新規失業保険申請件数の30万件割れが続くと、米国の早期利上げ打ち止め観測を後退させる。ドルが対円で買われた背景の一つに、日本のゼロ金利政策は長期化する一方、月末開かれる米FOMCで0.25%、さらに3月0.25%上げで年4.75%打ち止めとならないと日米の金利差が一段と拡大するとの思惑が消えていないことだ。
一方、金相場は、ドル堅調地合いを受けて、2ドルの小幅下げ、1オンス559.90ドルで取引された。ただ、一時の25年来の高値568.50ドルから下げたが、中国、インドなど根強い需要に支えられて先高感は消えていない。
NY原油先物(WTI)相場は、OPEC総会を控えて模様眺めの中、世界的な原油需要堅調、一方、イラン、ナイジエリアなどの地政学的リスクからくる供給不安を材料にバレル26セント小幅高の66ドル54セントと高値圏で取引を終了した。
いつものことながら、日本という国は、ライブドア事件となれば朝から晩までライブドアである。ついさきほどまでホリエモンを持ち上げ大騒ぎしたマスコミは手の平返したようにホリエモン批判である。なにかにつけて他人事である。
自分の健康は自分で守る。自分の資産は自分で守る。他人事の風潮が一番怖い。〈了〉
ただ、当面決算発表ラッシュが続く中、発表される業績が企業ごとに結構ばらつきがある。そのつど投資家は一喜一憂している。つれて株価も上下に激しくぶれる。原油の高値安定、住宅需要の鈍化、個人消費低迷など不安材料も消えていない。腰の定まらない不安定な相場展開が今後も続くと予測するアナリストも多い。
NY外国為替市場では、12月の米耐久財受注高が1.3%増加、新規失業保険申請件数が予想を下まわる28万件台にとどまったこと、債券相場の値下がり(利回り上昇)を材料にドルが買われ、円相場は1ドル=116円台へ値下がりした。
特に米耐久財受注高が1.3%増加したことはアナリストを驚かせたようだ。彼らはせいぜい0.5%増と予測していた。加えて新規失業保険申請件数が28万台にとどまったこともアナリストの予想が外れた。彼らは30万件を予想していた。
耐久財受注堅調と新規失業保険申請件数の30万件割れが続くと、米国の早期利上げ打ち止め観測を後退させる。ドルが対円で買われた背景の一つに、日本のゼロ金利政策は長期化する一方、月末開かれる米FOMCで0.25%、さらに3月0.25%上げで年4.75%打ち止めとならないと日米の金利差が一段と拡大するとの思惑が消えていないことだ。
一方、金相場は、ドル堅調地合いを受けて、2ドルの小幅下げ、1オンス559.90ドルで取引された。ただ、一時の25年来の高値568.50ドルから下げたが、中国、インドなど根強い需要に支えられて先高感は消えていない。
NY原油先物(WTI)相場は、OPEC総会を控えて模様眺めの中、世界的な原油需要堅調、一方、イラン、ナイジエリアなどの地政学的リスクからくる供給不安を材料にバレル26セント小幅高の66ドル54セントと高値圏で取引を終了した。
いつものことながら、日本という国は、ライブドア事件となれば朝から晩までライブドアである。ついさきほどまでホリエモンを持ち上げ大騒ぎしたマスコミは手の平返したようにホリエモン批判である。なにかにつけて他人事である。
自分の健康は自分で守る。自分の資産は自分で守る。他人事の風潮が一番怖い。〈了〉