ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

お酒を楽しく長く飲む方法(シジミの効用)・・・連載10

2006-01-07 12:34:09 | 食と健康
連載(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)



画像はマウスオンでどうぞ!


キャビアのお通し

キャビアはチョーザメの卵で、レシチンが含まれるので高コレステロール対策になります。



シジミの効用

連載(3)で、牡蠣やマグロは酒飲みの肝臓にいいという説明をしましたが、牡蠣やシジミを煎じて作る「牡蠣肉エキス」とか「シジミエキス」というのは、昔から、おなじみの「肝臓強化食品」として知られていて、盛岡に、シジミでC型肝炎を治した人がいるというので、取材を兼ねて出かけたことがあります。


造り盛り合わせ


アルコールに強い人と弱い人は、アルコール分解酵素((ALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2型))とも食事とも関係しているということを連載(8)で、ほうれん草(葉酸)の薬効と一緒に説明しましたが、シジミも肝臓の修復をするのに有名です。
*葉酸を含む食品を調べたい方は、こちらを参考にしてください。

アルコールに強い人は、海辺の近くに住んでいる人が多く、アルコールに弱い人は山村にすんでいる人が多いのも、陰陽のバランスで考えると、すぐに理解できるものですし、栄養学で観ても、良質のタンパク質(不飽和脂肪酸も含むので魚介類がいい)をはじめとした栄養素と深い関係があるようです。

マクロビィオティックをはじめ、多くの民間療法では、昔から、シジミは肝臓の機能を高め、肝臓病や黄疸の特効薬として利用されていて、酒毒をおろすとして知られていて、解熱や利尿、喉の渇きを止めるなどの薬効も、経験的に認められています。

それは、シジミに含まれるタンパク質は、必須アミノ酸のバランスがとれていて、消化吸収がよく、肝臓に負担がかかりにくいからです。肝臓の働きをよくするグリコーゲン(疲労回復物質)やビタミンB12(悪性貧血の予防と神経系に必要なビタミン)も含み、カルシウムや鉄分も充分に含んでいるからです。


ホタテにもグリコーゲンが含まれています


シジミやホタテに含まれるグリコーゲンとは、肝臓や筋肉に含まれている動物性のデンプン多糖類の一種で、ブドウ糖に変化して、エネルギー源として働き、生体のエネルギー源となり、私たちが食物から摂ったエネルギーを肝臓に蓄えられる≪エネルギー貯蔵物質≫としての働きがあります。

グリコーゲンなどのように「エネルギー源の貯蔵手段」としては、グリコーゲンの他に、脂肪やアミノ酸という形のものもあります。
しかし、脂肪は「脂肪酸」という形でしかエネルギーを取り出せないし、アミノ酸は合成分解に窒素代謝の必要があります。
(グリコーゲンは「直接ブドウ糖に分解できる」という利点があります)

シジミに含まれる必須アミノ酸としては、メオチニンやタウリン(連載(7)で説明)ですが、メオチニンは肝細胞に付着した余分な脂肪を取り除き、胆汁の分泌を促し血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。

ビタミンB12は貧血の予防にもなるのですが、アミノ酸の代謝には欠かせないもので、傷ついた肝細胞を修復する低栄養状態(肝虚)から起こる肝臓病に必要なものです。

ビタミンB12は、全ての動物性食品に含まれ、さらにリサイクルするビタミンですので、時々でも、魚や卵を摂っている人は、不足の心配は要りません。



料理の画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。

クリックで地図

 

新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です

昼  11:30~13:30(月~金)
夜  17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度

大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900
コメント (2)
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山茶花ースケッチ&コメント

2006-01-07 09:15:26 | スケッチ
今年の夏、むくげとカマキリのスケッチを描かせて
いただいた同じお宅の前庭に山茶花の花が
見事に咲いていた。

夢中になって描いていたら家の中から奥様が
たまたま顔を出された。
偶然といえば恐ろしい気がするが実はそのお宅は
中学高校の同窓生宅だったことがあとでわかった。

奥様のお話では今年は特に木に勢いがあり
次々につぼみがつき花が咲くという。
理由はよくわからないが去年から生ごみを
木の周りにいれたのが元気の元かもしれないと
話された。

お礼肥やしということばがある。
このごろつくづく感じるが木にも
果物にも人の気持ちが必ず伝わるに
違いないとおもうようになった。

花を描くようになってから気づいたことであるが
私を描いてと花が迫ってくるときがよくある。
むくげのときもそうだった。

一生懸命に描いているときっと
木も花も喜んでくれているに違いない。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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NYダウ77ドル高、米雇用統計受けて、利上げ打ち止め感広がるー学校で教えてくれない経済学

2006-01-07 09:10:05 | 経済学
1月6日、NYダウは、注目の12月の米雇用者数(非農業部門〉が10万8千人増と予想を大きく下回ったことから、利上げ打ち止め感を一段と強め、午後の取引から急伸、前日比77ドル高の10,959ドルで取引を終了した。

ハイテク株主体のナスダック株価指数、S%P500種平均株価指数もそろって値を上げ4年半ぶりの高値となる過去最高値を更新して取引を終了した。

アナリストは12月の米雇用数を21万5千増と予測していた。さらに11月雇用数が21万5千増から30万5千増 へ上方修正され、12月速報値との格差が拡大したことも、米FRBに対して早期利上げ打ち止めを促すとの思惑を強め、株買い意欲を刺激したようだ。

株式市場は、12月の雇用統計で強い数字が出てくることを懸念していた。強いデータが出ると12月13日のFOMCの議事録で指摘された、利上げ継続の是非は今後のデータ次第との文言があり、利上げ継続の流れを強める怖れを残していたからだ。

早期利上げ打ち止め観測を受けて、日米金利差拡大を材料に上げていたドル/円相場は、1ドル=114.33円へドル売り・円買いが進んだ。対ユーロでもドルが売られ、1ユーロ=1.2157ドル台で取引された。

ただ、日本のゼロ金利政策解除の時期が依然として不透明なことから、対円でこの先ドルが一段と売られ、このままドル安・円高が一気に進むとの見方は少ないようだ。

ドル安を受けて金相場が反発した。金は前日比14ドル上げ、1オンス=539ドル台で取引された。プラチナ、銀も連れて値上がりした。ドル安は原油相場にも波及した。NY原油先物(WTI)は、バレル3.17ドル上げ、63.95ドルで取引された。

原油相場については、中国、インドでの需要が根強く続いている。一方、供給サイドでは、1月末に予定されているOPEC(石油輸出国機構)総会で、生産枠見直しは見送られるとの観測から、世界の石油需給はタイトな状態が続く見通しである。石油相場は安値バレル50ドルから高値70ドルのレンジでの高値安定が続くとの見方が定着しそうだ。

米住宅需要に減速傾向が見られるが、致命傷には至るまいとする見方が多い。唯一懸念材料の原油相場高止まり懸念は残るが、インフレ率が2%台で安定的に推移すれば、利上げ打ち止めが視野に入ってくるだろう。早晩、米景気失速の懸念も薄れてくるかもしれない。

相場の世界は高をくくると危ないが、ここへ来てのNYダウ堅調は大いに注目される。〈了〉

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