連載(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)(14)
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キャビアのお通し
キャビアはチョーザメの卵で、レシチンが含まれるので高コレステロール対策になります。
シジミの効用
連載(3)で、牡蠣やマグロは酒飲みの肝臓にいいという説明をしましたが、牡蠣やシジミを煎じて作る「牡蠣肉エキス」とか「シジミエキス」というのは、昔から、おなじみの「肝臓強化食品」として知られていて、盛岡に、シジミでC型肝炎を治した人がいるというので、取材を兼ねて出かけたことがあります。
造り盛り合わせ
アルコールに強い人と弱い人は、アルコール分解酵素((ALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2型))とも食事とも関係しているということを連載(8)で、ほうれん草(葉酸)の薬効と一緒に説明しましたが、シジミも肝臓の修復をするのに有名です。
*葉酸を含む食品を調べたい方は、こちらを参考にしてください。
アルコールに強い人は、海辺の近くに住んでいる人が多く、アルコールに弱い人は山村にすんでいる人が多いのも、陰陽のバランスで考えると、すぐに理解できるものですし、栄養学で観ても、良質のタンパク質(不飽和脂肪酸も含むので魚介類がいい)をはじめとした栄養素と深い関係があるようです。
マクロビィオティックをはじめ、多くの民間療法では、昔から、シジミは肝臓の機能を高め、肝臓病や黄疸の特効薬として利用されていて、酒毒をおろすとして知られていて、解熱や利尿、喉の渇きを止めるなどの薬効も、経験的に認められています。
それは、シジミに含まれるタンパク質は、必須アミノ酸のバランスがとれていて、消化吸収がよく、肝臓に負担がかかりにくいからです。肝臓の働きをよくするグリコーゲン(疲労回復物質)やビタミンB12(悪性貧血の予防と神経系に必要なビタミン)も含み、カルシウムや鉄分も充分に含んでいるからです。
ホタテにもグリコーゲンが含まれています
シジミやホタテに含まれるグリコーゲンとは、肝臓や筋肉に含まれている動物性のデンプン多糖類の一種で、ブドウ糖に変化して、エネルギー源として働き、生体のエネルギー源となり、私たちが食物から摂ったエネルギーを肝臓に蓄えられる≪エネルギー貯蔵物質≫としての働きがあります。
グリコーゲンなどのように「エネルギー源の貯蔵手段」としては、グリコーゲンの他に、脂肪やアミノ酸という形のものもあります。
しかし、脂肪は「脂肪酸」という形でしかエネルギーを取り出せないし、アミノ酸は合成分解に窒素代謝の必要があります。
(グリコーゲンは「直接ブドウ糖に分解できる」という利点があります)
シジミに含まれる必須アミノ酸としては、メオチニンやタウリン(連載(7)で説明)ですが、メオチニンは肝細胞に付着した余分な脂肪を取り除き、胆汁の分泌を促し血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。
ビタミンB12は貧血の予防にもなるのですが、アミノ酸の代謝には欠かせないもので、傷ついた肝細胞を修復する低栄養状態(肝虚)から起こる肝臓病に必要なものです。
ビタミンB12は、全ての動物性食品に含まれ、さらにリサイクルするビタミンですので、時々でも、魚や卵を摂っている人は、不足の心配は要りません。
料理の画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。
クリックで地図
新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です
昼 11:30~13:30(月~金)
夜 17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度
大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900
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キャビアのお通し
キャビアはチョーザメの卵で、レシチンが含まれるので高コレステロール対策になります。
シジミの効用
連載(3)で、牡蠣やマグロは酒飲みの肝臓にいいという説明をしましたが、牡蠣やシジミを煎じて作る「牡蠣肉エキス」とか「シジミエキス」というのは、昔から、おなじみの「肝臓強化食品」として知られていて、盛岡に、シジミでC型肝炎を治した人がいるというので、取材を兼ねて出かけたことがあります。
造り盛り合わせ
アルコールに強い人と弱い人は、アルコール分解酵素((ALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2型))とも食事とも関係しているということを連載(8)で、ほうれん草(葉酸)の薬効と一緒に説明しましたが、シジミも肝臓の修復をするのに有名です。
*葉酸を含む食品を調べたい方は、こちらを参考にしてください。
アルコールに強い人は、海辺の近くに住んでいる人が多く、アルコールに弱い人は山村にすんでいる人が多いのも、陰陽のバランスで考えると、すぐに理解できるものですし、栄養学で観ても、良質のタンパク質(不飽和脂肪酸も含むので魚介類がいい)をはじめとした栄養素と深い関係があるようです。
マクロビィオティックをはじめ、多くの民間療法では、昔から、シジミは肝臓の機能を高め、肝臓病や黄疸の特効薬として利用されていて、酒毒をおろすとして知られていて、解熱や利尿、喉の渇きを止めるなどの薬効も、経験的に認められています。
それは、シジミに含まれるタンパク質は、必須アミノ酸のバランスがとれていて、消化吸収がよく、肝臓に負担がかかりにくいからです。肝臓の働きをよくするグリコーゲン(疲労回復物質)やビタミンB12(悪性貧血の予防と神経系に必要なビタミン)も含み、カルシウムや鉄分も充分に含んでいるからです。
ホタテにもグリコーゲンが含まれています
シジミやホタテに含まれるグリコーゲンとは、肝臓や筋肉に含まれている動物性のデンプン多糖類の一種で、ブドウ糖に変化して、エネルギー源として働き、生体のエネルギー源となり、私たちが食物から摂ったエネルギーを肝臓に蓄えられる≪エネルギー貯蔵物質≫としての働きがあります。
グリコーゲンなどのように「エネルギー源の貯蔵手段」としては、グリコーゲンの他に、脂肪やアミノ酸という形のものもあります。
しかし、脂肪は「脂肪酸」という形でしかエネルギーを取り出せないし、アミノ酸は合成分解に窒素代謝の必要があります。
(グリコーゲンは「直接ブドウ糖に分解できる」という利点があります)
シジミに含まれる必須アミノ酸としては、メオチニンやタウリン(連載(7)で説明)ですが、メオチニンは肝細胞に付着した余分な脂肪を取り除き、胆汁の分泌を促し血液中のコレステロール値を下げる働きがあります。
ビタミンB12は貧血の予防にもなるのですが、アミノ酸の代謝には欠かせないもので、傷ついた肝細胞を修復する低栄養状態(肝虚)から起こる肝臓病に必要なものです。
ビタミンB12は、全ての動物性食品に含まれ、さらにリサイクルするビタミンですので、時々でも、魚や卵を摂っている人は、不足の心配は要りません。
料理の画像は、「よし萬」というお店で飲んだ時のものです。
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新大阪より一駅、ミツフホテルの一角です
昼 11:30~13:30(月~金)
夜 17:00~23:00
定休日 月曜日
夜の平均予算は、お一人様4000円程度
大阪府大阪市淀川区西中島4-8-22 ホテルミツフ1F
電話 06-6886-1900