ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

見方の違い・見立ての違いー学校で教えてくれない経済学

2006-07-28 14:00:59 | 経済学
バーナンキ米FRB議長は、金融政策の行方は、データ次第であるとしばしば語っている。データ重視も結構だが、データを見ないと診断できない最近の日本の医者と同じで患者の不安は増幅するばかりである。

米FRB発行のBeige Bookが発表された。米連銀12地区ごとにそれぞれの景気動向を概観しているが、米国経済がスローダウンしている兆候を伝えた。米国景気が鈍化すれば、8月8日開催予定の米FOMCの会合で利上げ打ち止めになる可能性が生まれる。

米利上げ打ち止めとなれば、米欧、米日の金利差が縮小するとの思惑から、7月27日のNY為替市場では、ドルが売られ、1ドル=115.70円、1ユーロ=1.2704ドルで取引された。

通貨は金利差に敏感に反応するが、ニュージーランド中央銀行が、政策金利を年7.25%据え置きを発表したあとNZドルが売られたとWSJ紙は伝えている。対円でのドルの値下がりが目立ったが、日銀が追加利上げに手間取るとの観測が背景にあるようだ。

米景気の弱材料として、米商務省の発表によれば、6月の単身者向けの米新規住宅着工件数が3%減少し、5月の件数が5.5%減と減額幅を修正、住宅在庫は増加した。データはないが、キャンセルが昨年と比べて倍に増加していると一部エコノミストは指摘しているとWSJ紙は紹介している。契約破棄が増えてくると販売件数はそれに伴い当然減少する。

一方、米景気が堅調な徴候を示すデータもある。米商務省は耐久財受注高が、5月0.2%減発表を0.3%増と上方修正し、6月は3.1%増の2,163億ドルと発表した。米労働省は、直近の米新規失業保険申請件数が、7,000減の298,000件と発表した。

住宅販売件数が減ったが、その減り方は鈍化しているとの見方もある。売れ行きが落ちれば値段は下がる。値段が下がれば担保価値が低下する。借り換えで膨らんだ財布が目減りして個人消費にブレーキをかけるとの見方もある。見方の違いは大いに参考になるだろう。

7月27日のNYダウは、米耐久財データ好調を受けて、前日比80ドル高と派手に飛び出したが、頭を冷やして考え直したのか、終値ではほぼ横ばいの11,100ドルで終了した。

中東紛争が17日目を向かえたが一向に解決の糸口が見えないことから原油相場がバレル60セント上げ74.54ドルで取引された。金相場がオンス10ドル上げ632ドルで取引され、プラチナ、パラジウム、銅、錫、鉛など金属相場も連れ高した。

見方の違いは許される。ただ、見立ての違いは命取りになるから患者は安心できない。(了)

江嵜企画代表・Ken


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静かな―杭州(3)

2006-07-28 06:31:11 | 旅行記
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お断りしておきます。
旅行写真の整理ですので、全然おもしろくないです。(^.^ ;



杭州では、浙江飯店という大きなホテルに泊めてくれた




これは灰皿ですが、灰皿の砂にまでこういうデザインを入れてくれるのは、何となく嬉しくなる




ホテルの部屋から眺める市街は、大都会でビルが立ち並ぶ




こちらの角度を見てもビルが立ち並ぶので、ほんと都会です




しかし、市内を走ると、静かな雰囲気で、落ち着いた雰囲気がある




道路もそんなに混むことはなく、スイスイスイーと車は流れる




暑いので人が少なかったのだろうか

とは、考え難い

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