ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

オルセー美術館展in Kobe

2006-10-14 21:09:28 | スケッチ
神戸市立博物館(078-391-0035)で19世紀芸術家たちの楽園と
題してオルセー美術館展が開催されているので出かけた。

来年1月8日まで開催されているので、十分な時間があるが、
さすがに評判の展覧会、しかも土曜日ということもあって一点一点の
これという絵の前は3重、4重の人だかりで人気のほどがしのばれた。

会場入り口二点目にルノワールの「猫を抱く少女」の絵がまず
出迎えてくれた。フィンセント・ファン・ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」、
ゴーガンの自画像、進むうちにポスターに使われたマネのブーケをつけた
婦人像が続く。写真、スケッチ、彫刻ほか140点が展示されている。

オルセー美術館の紹介ビデオが入り口近くで上映されていた。
紹介によれば同美術館の建物は元は駅であり1900年の万博のときに
出来た。改装して今年12月に開館20周年を迎える。

オルセーといえば印象派の絵、印象派の絵といえばオルセーと
美術愛好家ならずともよく知られている。開館以来世界から
5000万人が来場したそうだ。

今回の展覧会の入場料は@1,500円である。1年間有効のミュージアム
カードを買えば@2,000円で博物館便り送付もあり、複数回訪問される方は
お得かもしれない。

音声ガイドは別売りで@500円だが丁寧に仕上げてある。
@100円出せば絵はついていないが展示作品一点ごとに解説した
ガイドブックも手に入る。

やや開場が狭く混雑すること、作品保護のために照明が暗いことが
お年寄りには難点かもしれない。ただ長椅子を特設sしているのは
老人にも多少は配慮しているようだ。

美術の秋到来である。言わずもがなであるが美術愛好家必見の
展覧会、是非神戸までお運びいただきたい。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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米北西部大雪でNY原油59ドルー学校で教えてくれない経済学

2006-10-14 12:41:13 | 経済学
日本では事件が起きると人が騒ぎ、騒ぎが大きくなるとメディアが取り上げ、それがワイドショーまで発展して大騒ぎになるケースが多い。ところが一端話題から姿を消すと一切取り上げない。例えばテレビ、新聞に出なくなると存在すら忘れられてしまう。

原油相場が高値から25%値下がりしている。アメリカの話であるが、ガソリンの値段も一時のガロン3ドルだったのが現在は1ドル50セント近辺まで値下がりした。ところが基本的な原油の世界的な需給バランスは変わっていない。

パリに本部を置くIEA(国際エネルギー機関)によると、アメリカについで世界第二の石油消費国の中国の2006年の石油需要量が、中国政府の消費抑制方針を反映して若干下方修正されたものの、前年比6.4%増加し日量700万バレルを記録すると予測している。2005年の伸びは2.6%であったから中国のハイピッチの原油輸入が続いていることを教えている。

10月12日、中国政府は、中国の9月の輸入量が前年同月比24%増の日量330万バレル相当の1300万トンと発表した。WSJ紙によれば、中国政府に販売価格の上値制限を受けているPetroChinaとGhina Petroleum&Chemicalが原油先物相場が高値から25%下げたタイミングをねらって買いに入った。中国政府は、戦略的原油備蓄を実施しているが、相場が下げたところで在庫積み増しを積極化しているとの観測を紹介している。

10月13日、NY原油先物相場はバレル71セント値上がりして58.57セントで取引された。
一時59ドル台まで値上がりした。

米北西部に突如寒波が襲来した。5大湖周辺が一晩で一面雪に覆われている姿がCNBCテレビで報道されていた。積雪2フィートと人の背丈の倍以上の積雪である。産油国ノルウエーでRoyal Dutch ShellとStatoilの油田が事故で閉鎖されたとのニュースが伝えられた。日量30万バレル程度らしいが突発的事故や予想外の大雪は相場の材料に利用され易い。

OPEC加盟国のカタールが減産を決める会合を再度呼びかけたというニュースが流れている。OPECの生産枠は日量2,800万のうち100万バレルの減産実施が加盟国の間でまとまらないからだと今朝のWSJ紙が紹介している。日量1,000万バレルの能力を持つサウジアラビアの出方次第だろう。

相場の世界は水鳥の生態によく似ている。危険だと察知すれば姿を消し、安全な餌場と見れば飛来する。このところ小麦相場が世界的産地のオーストラリアの旱魃で高騰している。小麦の高騰でとうもろこし相場が値上がりした。金相場が12ドル上げて592ドルと600ドル台へ戻してきた。エサを求める鳥がいる限り原油相場の高値安定は続くだろう(了)

江嵜企画代表・Ken



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