ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

原油57ドル、NYダウ42ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2006-10-19 08:58:49 | 経済学
カタールで10月19日開催予定のOPEC緊急総会を控えてNY原油先物(WTI)相場がバレル1.25ドル値下がりして、57.60ドルで取引された。相場は物知りだから、今回の総会では大した結論が出ないだろうと先読みを始めた結果に違いない。

今回の緊急総会はこのところの原油相場の急落を受けて、これ以上の値下がりを食い止めるための減産を協議することが目的である。ところが加盟国の中での思惑の違いが日量50万バレルか100万バレルの減産さえ思うように進まないと市場に見抜かれたようだ。

猫に鈴をつけることが必要なことは頭ではわかっている。誰が猫に鈴をつけるかで結論が出ないイソップ物語を地で行っているようなものである。

やれイラク、イランの核問題、さらにはハリケーンが来ると騒いだ。最近は暖冬を材料に原油在庫が増えるとむしろ供給圧力を材料に、売り方ペースでゲームが展開しているようだ。先高を見越して買い込んでいた向きがあわてて売り戻している話もあるようだ。

原油相場は、終わり値での史上最高値77.03ドルまで上げていた。現在の相場は高値から25%前後下げた計算になる。地政学的リスクで押し上げたバレル10ドル前後がバブルだといわれている。泡の部分が剥げれば60ドルだが、55ドル程度まで値下がりすると多くのOPEC加盟国の閣僚は相場の先行きを心配していると今朝のWSJ紙は紹介している。

しかし市場の読みは、世界の原油需要は日量8,400万バレルである。OPEC加盟国の生産枠は日量2,800万バレルであるが、そのうちの50万とか100万減産しても減産の実質的効果は期待できないと見ているのであろう。OPECの権威も地に落ちたものである。

今回の緊急総会でのまとまりの悪さは、クエート、アルジエリア、リビアなど自国に与えられた枠を超えて生産している加盟国とベネズエラ、イラン、インドネシアなど枠内生産国とが同じテーブルについて一律減産は決められないと石油専門家は指摘している。

中国、インドの産油国詣が続いている。世界最大の原油消費国アメリカは口では石油節約を声高に叫ぶが、最近のガソリンの値下がりで消費が回復している。需要に心配がなければ一時的に55ドルまで下げても産油国にはまだまだ気持ちにゆとりがあるとの見方が多い。

一方、米労働省発表によれば、米国の9月の消費者物価指数が0.5%低下した。これはガソリン13.5%、灯油6.1%下げが影響した。エネルギー、食料を除いたコアインフレ率は0.2%増加したが想定内。次回FOMCでは5.25%で据え置きと読んだ。NYダウは一時12,049ドルをつけたあと、前日比42ドル高、史上最高値の11,992ドルで取引を終了した。(了)

江嵜企画代表・Ken



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テディ池谷ピアノライブ

2006-10-19 00:46:42 | スケッチ
テディ池谷ピアノライブショーがホテルグランヴィア大阪
(06-6344-1235)で開かれるという案内を知人の
Kさんからいただいたので楽しみにして出かけた。

「東京キューバンボーイズ」のコンサートマスター兼
アレンジャーとして参加していた履歴からご存知の方も
多いかもしれない。

来年初め、東京上野で演奏活動50周年のリサイタルを
開かれるというから年季の入り方が違う。アルコールで
酔ったのではない。午後7時半から始まって9時半すぎまで
20分ほどのブレークをはさんでピアノ演奏を堪能した。

テディさんの持ち歌は2万曲あるそうだ。この日100人以上
集まった客からのりクエスト曲をよどみなくこなす。
言葉もなく聴き入っていた客から演奏半ばから手拍子が
出てきた。こうなればもうしめたものである。

演奏はスター・ダストからはじまった。センチメンタルジャーニィ、
セントルイスブルースと続いた。ケセラセラ、はるかな山の呼び声、
西部劇映画:「アラモの砦」からの「アラモ」にはじまり、なつかしい
映画音楽の演奏が続いた。

ディナーが午後6時半から、ショーは7時半から9時半までである。、
フリードリンク、あわせてお値段はぽっきり10,000円。

余談ながら、キューバのカストロ首相が日本の資本主義は
認めないが、日本のテディ・イケガヤのピアノは別だと絶賛したという
エピソードを司会者が紹介していた。

奥様とご一緒に舞台でファンから次々と花束を受けたときの
テディさんのすばらしい笑顔が印象的だった。

会場でスケッチした下絵に軽く彩色して仕上げた。(了)




Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)



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OPEC臨時総会控え、WTI相場60ドルー学校で教えてくれない経済学

2006-10-19 00:42:52 | 経済学
NY原油先物市場でWTI相場はバレル1.37ドル上げ59.94ドルで取引された。今週末カタールで開催予定のOPEC臨時総会で日量100万バレルの減産が討議されることが材料にされた。また日量270万バレルの世界三位の生産国ノルウエーが10%の減産になる怖れがあるとの材料を蒸し返しているとの見方もある。

原油相場は7月につけた史上高値バレル78.40ドルから25%下げた。ガソリン相場も米国の話であるが、スタンド売りで一時ガロン3ドルを越えていたが現在は2.5ドル台へ下落している。値段が下がれば米国人の常、節約心を失い、米国の石油消費は減らないだろう。

OPECが減産を実施すれば2004年12月以来となる。当時原油相場はバレル40ドルであった。現在はバレル60ドルであう。状況が全く違うことから、OPEC加盟国間で足並みが揃わないだろうとの見方が強い。OPECは実際には日量2,900バレル生産している。100万減産してはじめて生産枠が名実ともに2,800万に落ち着くに過ぎないとの見方もある。

一方、ブッシュ米大統領は、10月12日、ミズリー州、セントポールで開かれたエネルギーフォーラムの会合で演説し、エネルギーは米国経済発展の要である。エネルギーに対するアメリカ国民の考え方を変えることなくして米国が将来とも世界のリーダーとして存在できないと語った。

ブッシュ大統領は、演説の中で、このところのガソリン相場の値下がりを歓迎する。しかし、現在の値下がりは米国のエネルギー問題の実態を隠していると語った。米国民は石油のみにこだわることなくエネルギー源を幅広く探求する必要があると代替エネルギー開発の必要性を改めて強調した。

ブッシュ大統領の演説草稿をWSJ紙オンラインで通読すると、原油が中国、インドに流れている中で、米国は原油の国内消費の60%を輸入に依存している。それが原油相場を引き上げた。原油高騰は米国の国際競争力を低下させると指摘している。

演説の中で低燃費車の開発の必要性と同時に代替エネルギーとして具体的にエタノールに限定して多くのページを割いている。政府は開発促進のための税制上の優遇措置を用意して積極的にとうもろこしからのエタノール増産を支援すると強調している。

WSJ紙によると、米国のとうもろこし全てをエタノールにまわしても米国の消費エネルギーの12%にしかならない。焼け石に水との冷めた見方も紹介している。今回のブッシュ演説は農民を意識した選挙臭が強く出ていた。米国人の節約意識の変革には時間がかかる。ガソリンが下がれば再びガソリン消費が増える。これの繰り返しが米国の歴史である。(了)

江嵜企画代表・Ken


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保久良梅林-スケッチ&コメント

2006-10-19 00:39:13 | スケッチ
喫茶「いけだ」に仲間入れて6人が午前6時集合して芦屋ロックガーデン上の
風吹岩を目指した。

山登りのベテランの先導である。こちらは小ぶりのリュックに着替えと雨具程度は
入れたが、自分以外は重装備なのに驚いた。

風吹岩は小学校の担任で二年前なくなられた常国忠男先生の先導で
ロックガーデン経由でしばしばクラス仲間と訪れた懐かしい場所である。

住吉を出て天上川沿いに登り岡本八幡神社、岡本梅林を通過して
保久良神社を目指した。神社までは結構きつい上りであるが1時間足らずで
着いた。

神社参拝のあと神社境内裏にある保久良梅林のなかのベンチで一息入れた。
重装備なはずでリュックにコンロなどの七つ道具に加えて食器、食材が
並んだ。

自分以外の5人はお互い気心の知れた山登りの仲間である。
手分けして瞬く間に朝食がテーブルに並べられた。いただいたあと
飛ぶ鳥あとを濁さずで7つ道具の一つにごみを入れるケースも
含まれていることに恥ずかしながら気付いた。そんなことは
山登りの基本中の基本だとたしなめられた。

お膳立ての合間をいただいてスケッチした。

保久良梅林は岡本梅林が水害や宅地化の波でわずかの面積に
なったあと作られたと立て札で知った。立て札のにならんで「イノシシ
注意」の看板が目ついた。

夜から明け方にかけて岡本界隈にイノシシが出没している。
保久良梅林のまわりには昼間でもイノシシが出るという
ので注意を喚起しているのであろう。

目的の風吹岩には8時過ぎに着いた。途中「魚屋(ととや)道」を経て
結構な登りだったが仲間と話しながらだと苦痛にならない。
風吹岩では岩のテッペンに席をとった。

仲間の団欒の様子をスケッチした。

うたい文句どおり180度見事な展望を楽しめる。
帰路再び保久良梅林に戻り今度は芋粥をご馳走になった。

住吉に戻ったら時計は正午を指していた。何から何まで頂き物。
せめてもの感謝の気持ちとスケッチをお世話になった仲間に
渡すことを約束した次第である。(了)

江嵜企画代表・Ken



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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