ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

井川完封、トラ80勝-スケッチ&コメント

2006-10-04 23:11:49 | スケッチ
阪神タイガース、対ヤクルト3連戦が神宮球場ではじまった。
ところがテレビの放送がない。やむなくらラジオで試合の経過を
追うはめとなった。

テレビ画面では中日ー広島戦を観戦した。中日が3点先行してとどめは
ウッヅの3ランで6-0である。これで中日の勝ちが決まった。

一方の阪神はなかなか点がはいらない。6回表めぐってきたチャンスに
浜中タイムリーで1点、矢野の2点タイムリーがでて、今までの
重苦しい空気がうそのようにヤクルト石川を引き摺り下ろした。

これでも安心できないのが今のタイガースである。
中日の方は2点追加して勝利を決定的にした。

9回表藤本がヒット、井川が二塁に送ってお膳立ては出来た。ところが
赤星は凡退。しかしもう一枚関本が残っていた。ラジオだから見えないが
綺麗にライト前に打って4-0となった。最後のバッター、ヤクルト・リグスを
150キロのボールで空を切らせてゲームは終わった。

前の甲子園の広島戦で井川は涙を流した。球場で見ていて
マウンドから毎回走ってベンチに帰った姿が印象的だった。
この日本来なら井川がヒーローのはずだった。

ところが井川がなかなか出てこない。友人はアイシングだといっていたが。
事実かどうか定かでないが、井川は涙で出るどころではなかったと翌日の
スポーツ紙に書いてあった。

今朝の読売新聞によれば、この試合の井川は終始笑顔だったと書かれていた。
マウンドにもいつもどおりゆっくり歩いていたそうだ。

井川のヒーローインタービューが聞こえてきた。

「矢野さんのお蔭です。」
「きょうはベストでした」
「ほんとうに感謝の気持ちで一杯です」
「全てに全力で尽くします」

それぞれアナウンサーの質問に対する答えである。
井川の言葉を聞き漏らすまいと必死に紙切れにメモした。

中日が勝ってマジックは6となった。中日が負けない限り、数字的には
阪神優勝は厳しい。しかし、昨晩の井川の言葉がタイガースの一人ひとりに
浸み込めば夢もあながち夢でなくなるかもしれない。

たかが野球というなかれ、されど野球である。読売新聞は関西版のせいか
ジャイアンツの勝利をさしおいて、井川の勝利をスポーツ欄上段に写真入りで
大きく掲載した。

一人の青年が苦しみぬいていたようだ。井川は一人でもがき苦しんでいた
という話もある。それが先の広島戦完投で涙した。

藤川が涙して阪神タイガースの連勝が始まった。井川の涙で優勝への熱い想いを
実現してほしい。そしてタイガースファンに元気を与えてほしい。

読売新聞の写真を見ながらスケッチした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原油58ドルMNYダウ56ドル高、過去最高値更新ー学校で教えてくれない経済学

2006-10-04 23:08:22 | 経済学
NYダウが過去最高値を更新したと今朝のCNBCテレビは、フラッシングを入れ、コメンテーターが興奮している姿をたびたび写していた。甲子園球場でタイガースファンが熱狂の坩堝の中にいるが、日本全体はしれっとしている姿とよく似ていると感じた次第である。

10月3日、前日比56.99ドル上げ、2000年1月14日につけた11,722.98ドルを抜き11,727.34ドルで取引を終了した。NYダウは取引時間中での高値も更新して一時11,758.95ドルを記録した。

WSJ紙は、1886年5月、12銘柄でスタートしたダウが、Enron、WorldCom、Sept.11th,
Iraq,Katrinaを克服して到達したと報じている。同時に投資家は株で巨額の損失を出し、関心は不動産や債券市場に向いていると冷めたコメントを付記していた。

NYダウは30銘柄で構成されている。このうち2000年5月の最高値に貢献した銘柄は10にすぎず、AltriaGroupの株価は218%、Caterpillar,UnitedTechnologies,Boeingが相場を引っ張った。その一方で、Intelは60%値下がりしている。

原油相場が78ドルへ過去最高値を更新し、エネルギー関連銘柄がここ数年の株価を下支えした。ファンドが特定の銘柄に集中投資した影響が出た。この間のインフレ率を些少すると14,100ドルであり、現在のドルで見れば20%値下がりしていると実にクールである。

NY原油先物市場で、WTI原油が急落、7ヶ月来の安値の58.70ドルで取引された。つれて金相場もオンス21ドル強下げ580ドルで取引された。原油相場や金相場の急落は、投機家が、米中悪需要冷え込みや世界経済の鈍化による先安を見越して出口へ殺到している結果であろうとWSJ紙は指摘している。

NYダウは史上高値を更新した。しかし、S&P500種平均、ハイテク株指標のNasdaq指数は史上最高値にほど遠い。NYダウが史上最高値更新の興奮をよそに、それぞれ2.79ポイント(+0.21%)、6.05ポイント(+0.27%)小幅高にとどまった。NY証券取引所では値上がり銘柄1.711、値下がり銘柄1,582と拮抗しているとWSJ紙は紹介している。

相場の世界では木を見て森を見ないという言葉がある。その一方で森だけ見て木を見ないことを戒めた言葉も多い。森は一本一本の木があって林になり、林が集まって森になる。

たかが相場されど相場。相場から学ぶこととも結構あるが、日本では相場という言葉を聞くだけでアレルギーを起こす人が多いようだ。NYダウは30銘柄にすぎないがいずれも世界で活躍する企業群である。世界景気を見る物差しとして活用すれば面白いだろう。(了)

江嵜企画代表・Ken



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

様子見気分からか、NYダウ8ドル安-学校で教えてくれない経済学

2006-10-04 23:04:35 | 経済学
10月2日のNYダウが、終値での過去最高値を突破した後、勢いをなくして結局前日比8ドル下げ11,670ドルで取引を終了した。過去最高値につっかけては押し戻される姿を見て弱気虫がうずき出し始めたようだ。

Phizer,McDonald’s,GM,IBM,WaltDisney,Coca-Cola,ExxonMobil,Boeing,DuPont,Catapillarなど日本でもお馴染みの世界的に有名な企業30銘柄でNYダウは構成されている。そのため世界の景気動向に敏感に反応するから景気指標として見るには最適であろう。

NYダウは、米FRBが利上げ継続を示唆した5月半ばから下げ始め、逆に米FRBが利上げ打ち止めを示唆した8月に底を打ち、現在、米住宅需要が冷え込み始めにもかかわらず、原油相場がバレル60ドル近辺まで下げたことから、インフレ懸念後退をエネルギーにして持ち直してきた。

民間調査機関のISMがまとめた9月の景況感指数が8月の54.5から52.9と発表された。ただ、同時に全米不動産協会がまとめた8月の住宅販売先物指数が、7月対比4.3%増加したとの発表を投資家は無視して弱気優勢のようだと今朝のWSJ紙は紹介している。

先のISM指数も1970年代来で初めての40ヶ月連続の増加のあとの初めての下落である。米商務省は、民間住宅建設は減ったが、オフィスビル建設は増加して、8月の建設高は前月比0.3%増加したと発表した。同じ船にいろいろな客が乗り合わせておりバランスしている。

相場が上がりたがっているのか、相場が下がりたがっているのか。泣く子と地頭には勝てないと言われるように下げ相場につける薬はない。相場の世界では、病気と同じで、弱材料になびいては一人相撲をとって、益々病状を悪くしていく傾向が強い。

弱気の見方があれば当然の事ながら強気の見方もある。日本では人まね小猿の世界だから皆と同じでないと村八分にされる。米国では様々な意見が臆面もなく出てくる。リスクは本来個人が取るもの。人のせいにしても誰も構ってくれないと子供の時から教えられる。

毎々WSJ紙の受け売りで気が引けるが、米住宅需要が冷え込んでも米国の個人消費は堅調を持続するとの見方も紹介している。その理由のひとつに、住宅ローンの借り換え繰り返しで消費を増やしてきた反動としての負の効果を過剰に評価しているというのである。

たかが相場されど相場。人の心の鏡である。米国景気は2006年3%成長、2007年2%成長を相場が織り込み始めれば、弱材料には目もくれず、人が変わったように株式市場にお金が集まってくるかもしれない。リスクは自分でとる。それが相場の面白さでもあろう。(了)

江嵜企画代表・Ken


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする