ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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ドルは下げ、NYダウ283ドル高ー学校で教えてくれない経済学

2007-07-13 14:02:47 | 経済学
最近欧州へ出張したさる友人が、先日、ラーメン一杯2000円にはたまげたと、メールで知らせてくれた。日本の中だけで生活していると、日本円の値打ちがなくなってきていることにどうしても鈍感になりがちだが、自国通貨が叩き売られていることに、日本人がいま少し敏感に反応して欲しいと思う次第である。

7月12日のNY為替市場で、サブプライムローン焦げ付き懸念を材料に、住宅不振が米国経済にもマイナスに働くと読み、ドルは、対ユーロで売られ、1ユーロ=1.3799ドルで取引された。対英ポンドでも、ドルは売られ、1英ポンド=2.0366ドルとドルは対英ポンドで、26年来の安値を更新した。1ユーロ=168.86円と対ユーロで円安が続いている。

一方、NY株式市場は、英豪系資源開発大手のリオ・ティントが、カナダのアルミ大手のアルキャンを381億ドル(122円換算:4兆6,500億円)で買収、経営統合することで合意したとのニュースを好感した。

NYダウ283ドル高の13,861ドル、S&P500種平均28ポイント高、1547ポイント、ハイテク株指数ナスダック49ポイント高、2701ポイントと軒並み大幅上昇した。この日6月の米小売販売が予想を上回ったことや原油相場が、バレル73ドル台から72.50ドルへ値下がりしたことも買い材料にされたと今朝のWSJ紙は紹介している。

NY株式市場は、本日のNY為替市場同様に、ここ数日間、サブプライム担保証券(RMBS)の大幅格下げを嫌気して冴えない展開を続けていた。ところがアルキャン買収のニュースで息を吹き返したのだから、素人の分際ではとてもついて行けないというのが正直な印象だ。

欧州でラーメン一杯2000円には驚いたが、このところのユーロ高で輸出不振の、フランスのエアバス社が、フランス政府に圧力をかけたのであろうが、フランスのサルコジ大統領が、来週ドイツのメルケル首相と会談することが決まったと今朝のWSJ紙が報じている。

エアバス社の親会社、EADSによれば、1ユーロ10セントユーロ高が進めば、同社の利益は10億ユーロ減る。ライバルの米ボーイング社は売り上げの80%ドル建てであるが、エアバス社は50%に過ぎないと説明している。ドイツのメルケル首相は、「ドイツ経済はいまブーム状態だ。為替は問題になっていない」とはねつけたとWSJ紙は紹介している。

ドイツはインフレで泣かされた苦い経験がある。強い通貨は国力の実態を反映する。最近の為替相場は、素直に金利差を反映している。利上げ期待の大きい欧州。政治がらみで利上げに踏み切れない日本。国益とはなにか。日本で幅広い議論が待たれてならない。(了)


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エレベーターで強度偽装 JFE系商社が鋼材をすり替え

2007-07-13 09:21:12 | Webニュースより
エレベーターで強度偽装 JFE系商社が鋼材をすり替え(朝日新聞) - goo ニュース

2007年07月13日00時26分

 国土交通省は12日、エレベーター大手のフジテック(滋賀県彦根市)が02年以降に製造した1万2千基以上のエレベーターに設計よりも強度の低い鋼材が使われ、うち560基は建築基準法上、強度不足の恐れがあると発表した。鋼材は、大手鉄鋼メーカー、JFEスチール系列のJFE商事建材販売(大阪市)が強度の高い鋼材と偽って納入。偽装された鋼材の取引は、フジテック社員との合意の上だった疑いがあり、国交省は同社に月末までの報告を求めた。


会見で謝罪するフジテックの内山高一社長(左から2人目)ら=12日午後6時39分、東京・霞が関の国交省で
 国交省によると、偽装鋼材を使用したエレベーターの強度は最も低い場合で基準の66%程度。建築基準法では3倍の荷重まで耐えるよう設計されているため、通常の運行に問題はない。しかし、震度6強以上の地震でドアのない所で停止した場合、かごを支えているレールがゆがみ、再始動できなくなり、利用者の救出や復旧に支障をきたす恐れがある。同省は、自治体を通じて補強や利用定員の削減を求めた。

 強度の低い鋼材が使われていたのはエレベーター1万2727基とエスカレーター634基。エレベーターのガイドレールの補強材「レールバッキング」、人が乗る「かご」を支える「クロスヘッド」、かごの底を支える「プランク」という金具などに使っていた。

 JFE側は、納入時の検査証明書の偽造を認め、「フジテック社員と合意の上だった」と説明。一方、フジテックは「すり替えは知らなかった」と反論している。

 両社の話を総合すると、鋼材の偽装取引は02年9月から始まった。フジテックの注文書では橋や船舶、車両などに使われる「SS400」という鋼材を指定していたが、JFE側は、強度の劣る「SPHC」鋼材を、「SS400」鋼材として納入し、検査証明書を添えて納めることもあったという。

 JFE側は「注文書と異なる商品の納入は、フジテック社員との合意として、歴代引き継がれていた」と説明しているが、フジテックは「確認できていない」という。

 偽装の動機として、JFE側の担当社員は「SPHCは納期を着実に守れるので、注文書と違う品を納入した」と答え、金銭のやりとりもないという。


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こんな事件でも、「ゴメンナサーイ!」で終わってしまう気がする。

更に追求するようなら、
「ああ、悪かったな!謝ってるやろーが、悪かったな、あーあ、すんまへんな
、すんまへん。┌(* ̄0 ̄)┐」となる場合もある。

エレベーターの問題だけに、命が軽くなったなーと思わざるを得ない。

一方では、何かにかこつけて会社や役所に文句をいう。

先日、大手の○○販売会社の方と一緒に食事をしたのですが、彼の話によると、値札の付いてない商品を持ってきて、
「これは値段が付いてないから、タダでいいんだな!」と言ったそうです。(笑)

また、サイズの合わない商品を買い求めて帰り、電話で
「誰が売りつけたんや!」と文句を言ってきて、更に
「責任者を出せ!」となり、最終的には「訪問して謝る」という事になり、毎日が苦情処理の対応に追われているそうである。

多分、このエレベーター会社も、お門違いの苦情が舞い込み、苦情処理に追われる羽目になることだろう。

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