日本画家、森田りえ子さんが描いた、牡丹、椿などの見事な杉戸絵が、金閣鹿苑寺の方丈で、6月末まで一般公開されている。境内の池に面して、金色に輝く舎利殿(金閣)は、特に外国人に人気が高いようだ。
京都には銀閣寺もある。日本はかって黄金の国ジパングと呼ばれた。ただ、日本人は、どちらかといえば、金ぴかの金閣寺より、渋みのある銀閣寺の方が好みかもしれない。
NY金先物市場で、3月13日、4月物相場が、オンス1001ドルを突破した。ドル安が進んでいることもあり、投機資金がドルから金へ流れる傾向が強まっているようだ。金といえば宝飾用需要での買いでインドが有名であるが、最近は、中国人に株を売って金を買う人が増えたことが金相場を下支えしているという見方もある。
米国経済が、リセッション入りしたとするエコノミストが増え、サブプライムローン問題がいまだ解決せず、FRB(米中央銀行)が、3月19日に、追加利下げするとの観測が根強いことから、より高い投資リターンを求めて、ドル売り・金買いの流れを助けているようだ。
今朝のWSJ紙は、金相場の急激な上昇を、年表をつけて詳しく紹介している。金は1999年8月25日にオンス253ドルの安値をつけた。その年の9月に308ドル、2003年12月に402ドル、2005年12月に502ドルを記録している。
上昇ドライブがかかったのは2006年以降である。2006年4月615ドル、その年の5月に703ドル、2007年11月に805ドル、そして本年、2008年1月の901ドルを経て、10001.50ドルの史上最高値を更新した。昨年8月には一端、666ドルまで値下がりしているから、その時から実に50%値上がりした計算になると事細かに金相場の推移をWSJ紙は紹介した。
NY原油先物市場で、WTI(軽質油)相場が、一時、バレル111ドルをつけた。結局、バレル41セント値上がりし、110.33ドルで取引を終了した。彼らの行動は、餌場を求めて激しく移動する水鳥と同じだと思って、心して対応しないと企業の存続さえ奪われかねない。
NY外国為替市場で、ドルは対ユーロで、史上最安値の1ユーロ=1.5634ドルで取引きされた。ドルは対円でも売られ、1ドル=99.80円まで値下がりしたあと、100.55円前後で取り引きされている。米FOMCが追加利下げ必至の思惑がドル売りの地合いを作っている。
今朝のウオールストリートジャーナル紙もニューヨークタイムズ紙も、今もって、日銀総裁を決められないことを取り上げ、世界の金融界が大変な時期に、実に恥ずかしいことだと大きく取り上げた。全て身から出た錆であるが、日本人のひとりとして言葉もない。(了)
京都には銀閣寺もある。日本はかって黄金の国ジパングと呼ばれた。ただ、日本人は、どちらかといえば、金ぴかの金閣寺より、渋みのある銀閣寺の方が好みかもしれない。
NY金先物市場で、3月13日、4月物相場が、オンス1001ドルを突破した。ドル安が進んでいることもあり、投機資金がドルから金へ流れる傾向が強まっているようだ。金といえば宝飾用需要での買いでインドが有名であるが、最近は、中国人に株を売って金を買う人が増えたことが金相場を下支えしているという見方もある。
米国経済が、リセッション入りしたとするエコノミストが増え、サブプライムローン問題がいまだ解決せず、FRB(米中央銀行)が、3月19日に、追加利下げするとの観測が根強いことから、より高い投資リターンを求めて、ドル売り・金買いの流れを助けているようだ。
今朝のWSJ紙は、金相場の急激な上昇を、年表をつけて詳しく紹介している。金は1999年8月25日にオンス253ドルの安値をつけた。その年の9月に308ドル、2003年12月に402ドル、2005年12月に502ドルを記録している。
上昇ドライブがかかったのは2006年以降である。2006年4月615ドル、その年の5月に703ドル、2007年11月に805ドル、そして本年、2008年1月の901ドルを経て、10001.50ドルの史上最高値を更新した。昨年8月には一端、666ドルまで値下がりしているから、その時から実に50%値上がりした計算になると事細かに金相場の推移をWSJ紙は紹介した。
NY原油先物市場で、WTI(軽質油)相場が、一時、バレル111ドルをつけた。結局、バレル41セント値上がりし、110.33ドルで取引を終了した。彼らの行動は、餌場を求めて激しく移動する水鳥と同じだと思って、心して対応しないと企業の存続さえ奪われかねない。
NY外国為替市場で、ドルは対ユーロで、史上最安値の1ユーロ=1.5634ドルで取引きされた。ドルは対円でも売られ、1ドル=99.80円まで値下がりしたあと、100.55円前後で取り引きされている。米FOMCが追加利下げ必至の思惑がドル売りの地合いを作っている。
今朝のウオールストリートジャーナル紙もニューヨークタイムズ紙も、今もって、日銀総裁を決められないことを取り上げ、世界の金融界が大変な時期に、実に恥ずかしいことだと大きく取り上げた。全て身から出た錆であるが、日本人のひとりとして言葉もない。(了)