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デュオ アゲインコンサート:平生記念館:スケッチ&コメント

2008-09-25 08:46:33 | スケッチ


デュオ アゲインコンサート:平生記念館:

江嵜企画代表・Ken



 「デュオ アゲイン」コンサートが自宅マンションから六甲の山に向かって緩やかな登り徒歩10分足らずのところにある「平生記念館」で開かれると聞いて楽しみにして家族と出かけた。
 平生記念館(電話:078-854-1605)は甲南学園同窓会により昭和49年、同校の創立者の平生釟三郎氏の私邸跡に建てられた。JR住吉駅からも近く散歩コースとしても、しよっ中建物の前は通るが中に入るのは初めてだった。ホール右奥に創立者の胸像が目にはいった。着くなりいつものように会場の様子をスケッチした。
 「デュオ アゲイン」(歌手の小島さんと三浦さん二人のボーカルグループ)は18年前に結成された。三浦さんは阿蘇山のふもとの手蝶山の近くで生まれ育ったそうだ。二人はギター弾き、時にハーモニカに持ち代えて歌った。一部9曲と15分の休憩を挟んで二部は8曲、アンコール「人生の贈り物」まで午後2時から約2時間の演奏を楽しんだ。
 第一部では地元熊本県の「五木の子守唄」や阿蘇山を歌った「火の山の子守唄」、「手蝶山」が印象に残った。
 第二部ではホールに詰めた100人ほどだったろうか全員が「旅愁」を♪更け行く秋の夜 旅の空の わびしき思いに 一人悩む♪と声を張り上げて歌った。
 唄の合間に語りが入る。「蒲島郁夫知事が川辺川ダムの廃止を決めたことが嬉しかった」と三浦さん。蒲島知事が「川の傍に住んでいると洪水の危険はあるかもしれない。しかし、人間リスクも背負わねばならない。」と語ったときほっとしたと話した。
 支援者の応援がなければ生きられない。@2000円のチケットを売る関係者のご苦労は大変だと想像する。しかし、殺伐とした国に変わってしまった今の日本にこそこうした地道な演奏を続ける「デュオ アゲイン」が末永く生きつづけていって欲しいと思いながら会場を後にした次第である。(了)

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