「ハンガリーからドナウ川に流れ出た重金属を含んだ有毒な水が川下にある欧州諸国に被害を起こしている」と9日朝の「おはよう世界」が英BBCの放送を流していた。8日付けのWSJ紙は、香港発で、「米欧日が「量的緩和」でお金を溢れさせる結果、とばっちりを受けた南アフリカ、ブラジル、タイなど新興国の通貨の値上りが止まらない」と書いた。
8日のNY株式市場は、9月の雇用統計が予想通り悪い数字だったにもかかわらず、米FRBのさらなる「量的緩和」期待が高まり、NYダウは前日比57ドル高、11,006ドルで取引を終了した。「量的緩和」期待から、10年物米国債の利回りが再び年2.39% 台に低下した。NY外国為替市場では、ドルが売られ、1ドル=81.90円までドルは値下がりした。
「おはよう世界」(経済情報)に出演した三菱東京UFJの勝藤史郎氏は「市場では、労働統計より「量的緩和」への期待が強い。NYダウは割安である。ダウ11,200ドルを予想する。来週はFOMC(米公開市場委員会)議事録も発表され、為替の議論にも注目している。」と話しておられた。
一方、ノルウエ―のノ―べル賞委員会は、8日、2010年のノーベル平和賞を、「中国における人権のために、長年にわたり非暴力的闘争をおこなっている功績」とし、劉暁波氏に授与すると発表した。今朝の「おはよう世界」が猛反発する中国政府、歓迎する米大統領、EUドロール委員長などの欧米の反応含め、詳細に伝えるロシアRTRを紹介していた。
ロシアRTRは、「中国政府が、人民元安を固守して「為替戦争」を引き起こしているタイミングに合わせて、中国人権活動家がノ―べル平和賞を受賞した」とコメントを付けて流していたところが特に面白かった。
ロシアRTRついでに言えば、「今年は1000年に一度の寒い冬になる」と専門家の予測を紹介していた。モスクワでは今朝は小雪がちらついている程度だが、「来週の火曜日(10月12日)にはマイナス4℃を予想、それ以降、一気に寒くなる。今年の冬は「寒い時代の到来の先がけ」となると太陽の活動レベルの低下を指摘する専門家もいると紹介していた。
近くの喫茶店でも「世界のニュース」はほとんど話題にならない。日本人の生活に身近な為替の話も海外旅行の前後がせいぜいだ。まさか忘れたわけではなかろうが、尖閣問題のとばっちりで、人質のまま中国の拘置所に放置されている人の話は国会でも取り上げない。
地球は一つである。ドナウは一国のみの川でない。からだもひとつである。ゼロ金利という有毒なお金が、からだ(地球)全体に弊害をもたらしていることを忘れないでいただきたい。太陽活動レベルの低下を指摘したロシアの専門家の見方は傾聴に値するだろう。(了)
8日のNY株式市場は、9月の雇用統計が予想通り悪い数字だったにもかかわらず、米FRBのさらなる「量的緩和」期待が高まり、NYダウは前日比57ドル高、11,006ドルで取引を終了した。「量的緩和」期待から、10年物米国債の利回りが再び年2.39% 台に低下した。NY外国為替市場では、ドルが売られ、1ドル=81.90円までドルは値下がりした。
「おはよう世界」(経済情報)に出演した三菱東京UFJの勝藤史郎氏は「市場では、労働統計より「量的緩和」への期待が強い。NYダウは割安である。ダウ11,200ドルを予想する。来週はFOMC(米公開市場委員会)議事録も発表され、為替の議論にも注目している。」と話しておられた。
一方、ノルウエ―のノ―べル賞委員会は、8日、2010年のノーベル平和賞を、「中国における人権のために、長年にわたり非暴力的闘争をおこなっている功績」とし、劉暁波氏に授与すると発表した。今朝の「おはよう世界」が猛反発する中国政府、歓迎する米大統領、EUドロール委員長などの欧米の反応含め、詳細に伝えるロシアRTRを紹介していた。
ロシアRTRは、「中国政府が、人民元安を固守して「為替戦争」を引き起こしているタイミングに合わせて、中国人権活動家がノ―べル平和賞を受賞した」とコメントを付けて流していたところが特に面白かった。
ロシアRTRついでに言えば、「今年は1000年に一度の寒い冬になる」と専門家の予測を紹介していた。モスクワでは今朝は小雪がちらついている程度だが、「来週の火曜日(10月12日)にはマイナス4℃を予想、それ以降、一気に寒くなる。今年の冬は「寒い時代の到来の先がけ」となると太陽の活動レベルの低下を指摘する専門家もいると紹介していた。
近くの喫茶店でも「世界のニュース」はほとんど話題にならない。日本人の生活に身近な為替の話も海外旅行の前後がせいぜいだ。まさか忘れたわけではなかろうが、尖閣問題のとばっちりで、人質のまま中国の拘置所に放置されている人の話は国会でも取り上げない。
地球は一つである。ドナウは一国のみの川でない。からだもひとつである。ゼロ金利という有毒なお金が、からだ(地球)全体に弊害をもたらしていることを忘れないでいただきたい。太陽活動レベルの低下を指摘したロシアの専門家の見方は傾聴に値するだろう。(了)