イワシャジン
江嵜企画代表・Ken
神戸は昼前から強い雨が降る生憎の天侯だったが、先日描いたエクメア ファシア―タのスケッチのコピーを届けにフラワーショップ「潤」に立ち寄った。夕方近かったことと、足場も悪く、珍しく店内は閑散としていた。
馴染の店員さんに、「なにか珍しい花はありませんか」と尋ねた。「シクラメンが入っていますよ」、と薦めてはくれたが、以前描いたことがある。ふと棚を見たら、見慣れない花が並んでいた。名前を聞いたら「イワシャジン(岩沙参)」といった。いつものように領収書の裏に書いてもらった。
帰宅してヤフ-で検索したところ、ききょう科、つりがね人参属、高山植物研究家の「竹田久吉」さんの名前をとって、学名はAdenophora takedaeといい、山地の湿った岩場に生える、秋、紫色の花が多数垂れ下がると出ていた。
今回はバックなしで、軽く彩色して仕上げた。(了)