千年の美 平成の表装展
江嵜企画代表・Ken
10月19日まで、高島屋京都店で、「千年の美 平成の京都展」が開かれている。初日の会場でお目当ての森田りえ子さんの2点を含め14人の日本画家の作品を堪能することが出来幸いだった。
いつものように会場の様子をスケッチした。ご婦人客が多かったが眺めすがめつ熱心に鑑賞していた。
この日は、朝一番で、京都市立美術館で開かれている、「京都日本画の誕生」(11月7日まで) と「高島屋百華展」(10月29日まで)、さらに「画廊 たづ」(10月16日まで)で開かれている「千住博と教え子たち」展を梯子した。量質ともにいずれ劣らず見ごたえがあった。
森田りえ子先生から、優れた作品を数多く見るように教えられた。骨董品店の小僧さんが修業時代優れた作品を繰り返し見ることによって、鑑識眼を身につけることと同じであろう。ただ、目だけ肥えて手がついて来なければどうしようもないが、足しげく通い、直接、名画に触れることは、上達のための第一歩であろう。
「画廊 たづ」を尋ねた際、たまたま(株)たづアート社長の森井毅さんは、現代の女流日本画家中では、森田りえ子さんの上には、堀文子さん以外はおそらくおられないのではないか」という耳寄りな話をしてくださった。11月20日過ぎに、岡山天満屋で森田りえ子さんの個展が開かれ、最新作20点が展示される。個展を記念して、糸菊のリトグラフ作成を当社が準備しているという話も聞いた。
結構忙しかったが、収穫の多い一日であった。(了)