ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

偶然は必然か?ドル下どまり、株、原油、金大幅安(学校で教えてくれない経済学)

2010-10-20 09:39:10 | 経済学
日本画家、猪熊佳子さんの個展会場、画廊「一心堂」を尋ねたあと、豊臣秀吉の菩提を弔って、秀吉夫人、北政所(ねね、出家して高台院湖月尼と号す)が慶長11年(1606)に建てた高台寺にお参りした。徳川家康が多大の財政援助を行ったので造営時は気宇壮大だったと言うが、たびたびの火災で、現在では、霊屋(おたまや)など一部しか残っていない。

帰路、画廊「たず」を尋ねた。11月24日から岡山「天満屋」で開かれる日本画家、森田りえ子さん個展出品の描き上げたばかりという糸菊の絵の一部を偶然、拝見できた。「たず」の数軒隣に坂本龍馬、お龍「結婚式場」跡をたまたま見つけた。高台寺境内前では、これまた、偶然、日本画家、竹内栖鳳邸跡を見つけた。

たまたまついでに言えば、札幌在の同窓のTさん夫妻とJR芦屋駅でばったり出会った。画廊「一心堂」で、日本画教室の昔の仲間のKさんと偶然出会った。高台寺にお参りできたのも、Kさんが京都まで来たのだから、お参りしたいとたまたま言いだしたからである。

今朝、CNBCテレビが、バンカメが出した住宅ローン不良債券の買い戻しレポートと中国の予想外の0.25% 利上げ報道を嫌気してNYダウが200ドル以上下げる場面をたまたま写していた。結局、前日比165ドル安の10,978ドルで落ち着いたが、金融株が下げをリードした。「過去の経験則に照らせば、金融株の下げは年末にかけてダウが下げ足を早める予兆かもしれない」と専門家の堀古英司氏が、テレビ東京の今朝の番組で、話しておられた。

この日、下げたのは株価だけではない。原油、金、プラチナなど商品相場も軒並み暴落した。「追加金融緩和」を「謳い文句」に、株も金も上げて来た。相場の世界では、「うわさで買い、現実で売れ」という格言がある。人が相場を動かしていると思うと間違う。水鳥だと思えば分かり易い。彼らの日常は戦争。命掛けだから逃げ足が速く、深追いしない。

「魂の昭和史」(福田和也氏著、小学館文庫発行)をたまたま読んでいる。「僕たちが生きている今の日本は、昭和初めの日本と全く同じで、先が見えないという不安は、抜き差しならないところまで来ている。」と書いていた。日本は負けると分かっていたアメリカとの戦争を始めた。人はやるが、水鳥は負け戦はやらない。木は葉を落とし「冬眠」する。

今朝のテレビ東京の番組に出演した金(ゴールド)の専門家、豊島逸夫氏は「バ―ナンキ米FRB議長のことばである「異例なほど不確かな時代」を引用して、「30年、金の商売をしてきた。今の金相場は異常である。ついていけない。」と話していた。この日は、外国為替市場で、「追加金融緩和」を材料に一方的に売られてきたドル相場の下げも、1ドル=81.50円前後で止まった。これはたまたまでなく、水鳥が餌場を離れたのかもしれない。(了)

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