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11月米民間雇用者数、3年振り大幅増好感、悪材料無視して、NYダウ249ドル高

2010-12-02 08:21:43 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



ユーロ圏危機は依然続いている。中国がインフレ懸念から金融引き締めに入った。米FRBバ―ナンキ議長批判がエスカレートしている。一方、11月の米ADP民間雇用数が3年振りに大幅増加した。米FRBが欧州財政危機を救援する。直近の中国の製造業景況感指数が予想外に良かった。

12月1日、NY株式市場は、バッドニュースを無視、グッド二ユースに反応した。NYダウは一時260ドル以上値上がりし、前日比249ドル高、ユーロ圏経済の先行きは依然不透明である。中国がインフレ懸念から引き締めに動いてい11,255ドルで取引を終了した。シカゴ日経平均株価も前日比200円以上値上がりした。

1日のNY原油先物(WTI)相場は、バレル2.31ドル値上りして86ドル台へ回復した。ドル相場が対ユーロ、対円共に値下がりした。1ユーロ=1.3183ドル、1ドル=84.18円で取引された。米債券が値下がりし、10年物国債利回りは2.9278%へ回復した。債券相場下落(利回り上昇)はインフレの焦げ臭い臭いをかぎ取ったことを感じさせる。

ドル相場の値下がりとインフレヘッジの思惑からNY金先物相場が一時トロイオンス1,398ドルまで値上がりした。銀、プラチナ,銅、スズ、アルミ、大豆、トウモロコシなど商品相場が大幅反発した。原油相場反発を受けてガソリン相場も急上昇した。

11月30日と12月1日とお天道さんから見れば、何一つ変わっていない。人間どもはなんと小賢しい生き物だと呆れかえっておられるに違いない。日本人には特に相場嫌いの人が多い。国民性もある。日々の動きに一喜一憂している姿についていけないからだろう。

ADP(オートマチック・デ―タ・プロセッシング)とコンサルタント会社マクロエコノミック・アドバイザーズが1日発表した全米雇用報告書によると、米民間部門雇用者数は前月比9万3千人増加した。エコノミストは7万人増と予測していた。予想以上の改善にマーケットは、株式、商品ともポジティブ・サプライズとして、素直に飛びついたようだ。

米ISM(サプライマネジメント協会)は11月の米製造業景況感指数は前月56.9から 56.6へ低下と発表した。ISM製造業調査委員会のノーバート・オ―委員長は「製造業部門は自動車部門の恩恵を受けている。しかし、住宅業界は苦戦が続いている」と語ったとWSJ紙日本版は紹介していた。米経済は必ずしも全てがバラ色でないことを指摘した。

NHK・BS「おはよう世界」(経済情報)が6時44分にはじまった。「それではみずほ銀行の大宮弘之氏さん、お願いします。」とアナウンサーが紹介した直後、「北海道道南地区、緊急地震情報」が入り、番組が急遽中断された。

大宮氏の解説どころではない。マグ二チュ―ド3強ということで大地震でなくほっとした。週始め和歌山南部で震度3強の地震があった。神戸に住んでいてもドンと体感した。世界的に火山が活動期に入っている。災害は忘れたころにやってくる。2010年も残り30日。健康に留意して頑張りたい。(了)

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