ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

既に赤字の新聞、雑誌社は次々倒産する?:朝日ニュースター(学校で教えてくれない経済学)

2010-12-23 09:08:56 | 経済学
「勝ち組経済Issue2011」―「国家とビズネスの未来を左右するのは軍事力でも資源でもない。「借金を克服する力だ」」という表紙見出しの二ュ-ズウイーク日本版最新号が駅の売店で昨日から並んでいる。どのページから読んでも面白い。煙草代ひと箱分に近い450円は割安と思うが、宣伝抜きにしても立ち読みでもいいから是非読んで欲しい。

ダニエル・グロス(ビズネスジャーナリスト)は、「国際社会の新たな課題は巨額の債務からの自由、これからは債務管理能力が経済力の指標になる」、「借金に喘ぐ先進国がギリシャの悲劇を回避しょうとすれば、新興国は足をすくわれまいとドタバタ喜劇を繰り返す」と書いて、「借りる者にも貸す者にもなるな」とシエクスピアの「ハムレット」に出て来る台詞で記事を結んでいた。

「負債まみれの欧米がアジアに学ぶ日」のタイトルで、キショ―ル・マブバニ(国立シンガポール大学・大学院院長)は、「EUはヨーロッパ救済に4,400億ユーロ(約48兆円)を用意したが時間稼ぎにしかならない。」と断じた。「世界の中流層は現在10億強いるが30年には30億人に増える。その大部分はアジアから生まれる。」「欧米は他国を説教したがる癖を改め、アジアから学ばなければならない。」と書いた。

「社長の自信喪失が招く悪循環」(ジョゼフフラ―・モニターグループ共同創設者)は「かって好戦的な決断を平気で下していた先進国のCEOたちも今では自分の嗅覚を信じることが出来ない」「ライバル企業がまだ危機から立ち直れずにいるなら、今がチャンスかもしれない。」と書いていた。

「不安な時代にこそゴールドは輝く」と「政府債務の増大はハイパーインフレの影が投資ファンドの行動を変え、金相場の急騰を生む」と題して、「現在、平均的な年金基金が商品市場に投資しているのは運用資産の3%。その商品市場での金が占める割合は5%未満。ほぼ皆無に等しい。」「政府債務が膨れ上がり国債不信が広がれば投資マネーは国債からゴールドに移動する。」と書いていた。

二ュ―ズウイーク日本版も当然日本語だが、「おはよう世界」が休日でなければ「ワールドニュ-ス」で、英BBC,ドイツZDFなど海外の動きを日本語に置き換えて教えてくれるので大いに重宝している。特にBSにはお世話になっている。外国の動きに関心さえあれば、いまほど海外の動きを居ながらにして学べる時代はないであろう。これからの日本を托されている若い人に特に海外の動きに関心を持って欲しい。愛読している経済専門のWSJ紙も最近は日本語版に力を入れて来ている。やる気さえあれば語学力はさほど障害にならない。

先日本場の米国でニューズウイーク誌に身売り話が出ていると外電が報じていた。リーマンショック後の現象である。昨日、朝日二ユースターの番組を見ていたらインターネットの普及もあり日本の新聞、雑誌は赤字の会社が多く、これから次々倒産すると話していた。魅力が乏しいからでもあろうが、メディアの世界に限らず、これから先、あらゆる世界で生き残りをかけたますます厳しい時代を迎えそうだ。(了)

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