ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

髪の毛を見ればその人の健康状態が分かる、床屋さんが一番物知りかもしれない

2010-12-30 07:36:18 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)




有馬記念で金的を射止めたとニコニコしながら馴染客の一人が店に入って来た。近くの喫茶店での朝の一風景である。奥さんに1万、息子と娘に各1万渡したとご機嫌だった。ご商売の調子はいかがですかと水を向けた。7月ごろまでは音なしだった。しかし、8月過ぎたころからポツリポツリと水道工事の小口ながら注文が入り始めた。ここ1ケ月で銀行の貸出態度に変化が出てきたと話してくれた。一部の動きかも知れないが今までにない気配を確かに感じた。

喫茶店でもそうだが、最近決まって出て来る話が菅首相の話題である。彼が野党時代、舌鋒鋭く自民党をつるしあげていた。それがいまはどうか。まるで人が変ったように弁解ばかりだ。人の目を見て話さないことも話題になった。今や菅さんは喫茶店での格好の餌食である。

先日、暮れの買い物に国道2号線に面したK量販店を訪れた。デパートなどと比べると一回りもふたまわりも値段が安い。安いことは全てがいいことではない。しかし、実用品が手ごろな値段で手に入る。庶民にとって誠にありがたい。そのせいか次から次へとレジに手押し車に荷物を積み上げて並ぶ光景を目のあたりにすると、今の日本が本当に不景気なのかどうか俄かに信じ難い。

店を出てバス待ちしていたところさる年の頃楽に80はと感じる男性が「バスをどれくらい待ってますか」と聞いた。「10分足らず待ちましたかな」、と答えた。「田舎なら1時間1本でもいい方だ。神戸は15分おきだからまだまだ便利ですわ」などと妙に話が弾んだ。

70になると神戸はバス代が正規の200円が100円になる。当のご老人もタクシーだと600円だから大いに重宝していると言った後で、突然、「菅さんはだめだな」とつぶやいた。「小沢さんの方がまだましだ。検察にデッチ上げられている。今の菅さんは尖閣の対応でお手上げ、ロシアにはなめられ、このままでは日本は持たない。」と、話はエスカレートした。「物事は60年のサイクルで繰り返す。今の政府のやり方では日本は外国に占領される。真面目に準備する必要がある」と一気に喋った。

バスは待っていると長く感じる。時間の経つのも忘れて、お父さんの話に相槌を打っているとバスがきた。当の老人はさっさと大きな荷物を小脇に抱えて乗り込んだ。お口もしっかりしているが、タラップを軽々上る後ろ姿を見ていると実に若々しい。お年を召したご婦人にはしばしばお目にかかる。しかし元気はつらつのお年をめした男性に会うと嬉しくなる。

なぜ年をとると男の方ががくっと老けこみ、ご婦人が元気なのか。女性の方が懐が深いからだと思っている。ところで、かなり昔の話になるが、床屋さんで面白いことを聞いた。髪の毛を触れば、元気か元気でないかすぐに分かりますというのである。

目は口ほどに物を言うというが、床屋さんの話は見逃せない。景気予測も大事だが、おのれの健康の情報の方がもっと大事だ。一人でも多くの人間が元気になれば国の財政も町や村の財政も助かる。

景気回復の決め手は一人一人が元気になることだ。髪の毛情報を握っている床屋さんが景気のバロメーターになるかもしれない。(了)

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