ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

動かないお金は死に金。日銀は気付いて欲しいい。(学校で教えてくれない経済学)

2010-12-13 09:03:30 | 経済学
日本画教室の忘年会が大阪ミナミなんばにあるさるホテルのレストランで開かれた。新しいメンバーが一人教室に加わり日本画家、猪熊佳子先生にとっても嬉しい会合となった。猪熊先生から年初めに横浜でさらに大阪八尾でも初めての個展開催が披露された。

水彩画や洋画を始める人は結構多い。しかし、日本画となると二の足、三の足を踏む人が多い。一口でいえば日本画は面倒臭い。絵具代含めお金もかかる。今の日本の風調の一端を表しているのかもしれない。日本画を始めて8年になる。日本画家、森田りえ子さんのあと猪熊佳子さんというすばらしい師匠に恵まれた幸運に改めて感謝している次第である。

10日にボーナスが出たところも多かったせいか、ミナミの大手デパートは人、人、人でごった返していた。当のデパートはことし大改装された。特に力を入れたと見られるレストラン街も、夕方5時前の時間帯だったが、店の前に用意されたイス席に何人もの人が順番待ちしていた。マスコミは盛んに不景気風を流しているが、少なくとも人の数だけ見れば不景気のかけらも見られない。

大阪本町界隈には繊維卸問屋が軒を並べている。名前は卸問屋だが個人にも入店カードを発行している店が増えた。事の善し悪しの議論はあるが、市価の7掛けで、衣類など身の回り品に限らず、家具、電気製品、文具もろもろの商品を手に入れることが出来る。当の店でも大きな紙包みをかかえて店を出入りしていた。

先の某デパートのレストラン街でも、しにせの店が1500円から2,000円前後で値段設定したメニューを用意している。5,000円前後のメニューも当然ある。失礼ながら客の注文した品を見ていると2,000円前後のお手頃セットがほとんどだった。

サラリーマンでも現役のひとは現金が入る。ところが、退職すると当り前だが給料が入らなくなる。年金と多少余裕のあるひとで、配当が入っても、ゼロ金利がかれこれ20年続くと米櫃の底が見えてくる。このあたりは退職してみないと実感としてわからない。当然の結果、節約志向が強まる。メニュー@2,000円までの夕食が象徴している。

最近の傾向として、同窓会の会費も@5000円が相場の会合が増えた。JR尼崎駅そばのホテルが飲み放題で@5,000円メニューを売りに結構繁盛しているという話を聞いた。先の日本画教室でも良きにつけ悪しきにつけ惰性で会費を集めることは疑問であろう。

菅政権は子供手当を実施した。ゼロ金利にもかかわらず貯金に回す家庭が半分近いという。日銀は金融緩和を強化した。ところが銀行は利子のほとんどつかない膨大な預金を抱えて、日銀の資金に用がないと書いたWSJ紙社説を7日のWSJ紙日本版が紹介した。動かないお金は死に金。日銀はそのことに気付いて欲しい。(了)

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