(学校で教えてくれない経済学)
沸き立つロシア。落ち込むイギリス。2018年ワールドカップ開催国での勝者と敗者の明暗を今朝のNHK/BS「ワールド二ユース」と「おはよう世界」で、ロシアRTR,イギリスBBCが伝える様子を生々しく紹介していた。イギリスでは「FIFAの現在の体制では、英国はワールドカップ開催国として今後立候補すべきでない」という意見まで出ていた。
イギリス関係では、ウイキリークス漏えい米公電に、「英国兵士はアフガニスタンで働きが悪い」と書いたことに対してクリントン米国務長官が必死に弁明する映像を英BBCが伝え、一方、オバマ米大統領がアフガニスタンを電撃訪問し、アメリカ軍を激励する様子を米CNNが流していた。アメリカもイギリスもアフガニスタンで戦争をしている。逆に自国の兵士の働きがよくないとアメリカがイギリスに評価されたらアメリカは許せないだろう。
日本関係では、硫黄島に日本兵2000柱が集団埋葬されているとの報を受けて、菅総理が突如、年内に現地訪問するという二ユースをNHK・BSニュースが伝えていた。決まっていたとされる菅総理の沖縄訪問が延び延びになっている。ご都合主義と言えばお叱りを受けそうだが、パフォ―マンスのみのための硫黄島訪問でないことを願うばかりである。
ロシア関係では、ロシアRTRが、イタリアのベルルスコ―ニ首相がロシアメドベージエフ大統領と会談、記者会見の様子を時間をかけて紹介していた。ここでもウイキリークスが話題になった。ロシアがアメリカに酷評されたことについて質問が出てメドベージエフ大統領は「外交文書が公けになることは良くない。」と言った後で「ロシアの外交文書が公けにされたらアメリカは楽しんで読むだろう。」と皮肉たっぷりに応答する姿が印象的だった。
一方、3日のNY株式市場で、11月の米雇用者数が、予想を大きく下回る3万9千人増にとどまり、失業率が9.8%へ増加したことを受けて安く始まったが、米議会でむしろブッシュ減税継続など景気対策に積極的になるとの評価から、前日比19ドル高、11,382ドルで終了した。NY外国為替市場では失業率悪化を嫌気してドルが対ユーロ、対円で売られ、1ユーロ=1.33ドル台、1ドル=82.57円までドルが値下がりした。
ドル反落、ユーロ反発を受けて、NY金先物相場がオンス16.90ドル上げ1,405ドルで取引された。NY原油(WTI)相場も上げ、バレル89.19ドルと今年最高値を更新して取引を終了した。銀、プラチナも反発した。一方、NY債券相場が反落、10年物国債利回りは、年3.009%へ上昇した。インフレヘッジのために投機資金が商品市場へ再びシフトしていることを裏付けた。デフレにどっぷり浸っていると渡り鳥に餌をさらわれるだろう。
イギリスBBC、ドイツZDFは共に寒波襲来でホームレス凍死のニュースを流していた。地球はひとつである。渡り鳥に国境はない。内向きにならず世界の動きに目を向けよう。(了)
沸き立つロシア。落ち込むイギリス。2018年ワールドカップ開催国での勝者と敗者の明暗を今朝のNHK/BS「ワールド二ユース」と「おはよう世界」で、ロシアRTR,イギリスBBCが伝える様子を生々しく紹介していた。イギリスでは「FIFAの現在の体制では、英国はワールドカップ開催国として今後立候補すべきでない」という意見まで出ていた。
イギリス関係では、ウイキリークス漏えい米公電に、「英国兵士はアフガニスタンで働きが悪い」と書いたことに対してクリントン米国務長官が必死に弁明する映像を英BBCが伝え、一方、オバマ米大統領がアフガニスタンを電撃訪問し、アメリカ軍を激励する様子を米CNNが流していた。アメリカもイギリスもアフガニスタンで戦争をしている。逆に自国の兵士の働きがよくないとアメリカがイギリスに評価されたらアメリカは許せないだろう。
日本関係では、硫黄島に日本兵2000柱が集団埋葬されているとの報を受けて、菅総理が突如、年内に現地訪問するという二ユースをNHK・BSニュースが伝えていた。決まっていたとされる菅総理の沖縄訪問が延び延びになっている。ご都合主義と言えばお叱りを受けそうだが、パフォ―マンスのみのための硫黄島訪問でないことを願うばかりである。
ロシア関係では、ロシアRTRが、イタリアのベルルスコ―ニ首相がロシアメドベージエフ大統領と会談、記者会見の様子を時間をかけて紹介していた。ここでもウイキリークスが話題になった。ロシアがアメリカに酷評されたことについて質問が出てメドベージエフ大統領は「外交文書が公けになることは良くない。」と言った後で「ロシアの外交文書が公けにされたらアメリカは楽しんで読むだろう。」と皮肉たっぷりに応答する姿が印象的だった。
一方、3日のNY株式市場で、11月の米雇用者数が、予想を大きく下回る3万9千人増にとどまり、失業率が9.8%へ増加したことを受けて安く始まったが、米議会でむしろブッシュ減税継続など景気対策に積極的になるとの評価から、前日比19ドル高、11,382ドルで終了した。NY外国為替市場では失業率悪化を嫌気してドルが対ユーロ、対円で売られ、1ユーロ=1.33ドル台、1ドル=82.57円までドルが値下がりした。
ドル反落、ユーロ反発を受けて、NY金先物相場がオンス16.90ドル上げ1,405ドルで取引された。NY原油(WTI)相場も上げ、バレル89.19ドルと今年最高値を更新して取引を終了した。銀、プラチナも反発した。一方、NY債券相場が反落、10年物国債利回りは、年3.009%へ上昇した。インフレヘッジのために投機資金が商品市場へ再びシフトしていることを裏付けた。デフレにどっぷり浸っていると渡り鳥に餌をさらわれるだろう。
イギリスBBC、ドイツZDFは共に寒波襲来でホームレス凍死のニュースを流していた。地球はひとつである。渡り鳥に国境はない。内向きにならず世界の動きに目を向けよう。(了)