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日(猿)米(犬)はまさか「犬猿の仲」?(学校で教えてくれない経済学)

2011-02-07 09:21:44 | 経済学
2月5日のNHK/BS番組で、宮城県秋保地区で、猿が森から里山に降りて来て田畑を盛んに荒らすようになった。そこで思いついたのが「犬猿の仲」という言葉である。犬を使って猿を森に追い返す作戦を立てた。いまのところ成果を挙げつつあるが今後の成り行きを見守ることになりそうだと紹介していた。

「犬猿の仲」をヤフーで検索した。仲の悪いたとえ。言葉の由来には諸説あると出ていた。ところが、猿と犬を子供のころから一緒に飼うと仲好く育つ。喧嘩をしない。猿と犬は生来仲が悪い動物ではない。猿も犬もそれぞれ縄張りを持つ。お互い縄張り争いするにすぎないと書いてあった。猿が特に犬と仲が悪いのではないというのである。

西遊記に、孫悟空(猿)が、天界で泥棒をしようとした時、犬に噛まれた。そこから犬と猿は仲が悪いと言われるようになったとする説。日本では、戦国時代、織田家の臣下だった秀吉(猿)と幼名が犬千代の前田利家は、お互いを「猿」「犬」と呼んでいた。秀吉は尾張出の人間特有に声がでかい。まわりから常に喧嘩をしているように聞こえた。そこから「犬猿の仲」と言われるようになったという説があると出ていた。

先のNHKの番組に戻す。野生の猿を檻に入れる。犬は檻の中の猿に盛んに吠えていた。さらに犬は檻の中の猿に噛みつこうとする。しかし、調教師は犬が噛みつかないように訓練する。あくまで猿に恐怖心を持たせるよう調教するのだと犬の調教師が解説していた。

犬は嗅覚が異常に発達している。ところが猿が風下にいるときは犬は猿に気付かない。一方、猿の方は犬の気配を察して逃げる。犬は嗅覚を絶たれると猿を追えない。その様子をテレビカメラが鮮やかに写していた。犬の位置を人間が指示する必要があると話していた。

猿が里山に降りて来て作物を荒らすのは作物が美味しいからだ。猿はまずいものは食わない。今里山には食べ物が不足して来ている。結局、猿と人間の知恵比べになる。犬を使うというアイディアは立派である。しかし、予算がつかなければ継続出来ない。

欧米では「犬猿の仲」という言葉はない。仲が悪いケースに犬と猫のようだと言うと先のヤフーのブログに出ていた。欧米人の目から見れば、犬は忠実な動物だが猫は飼い主を平気で裏切る。だから犬と猫は仲が悪いととらえるのだろうか。言葉の由来を教えて欲しい。

欧米にはWatch Dog(監視団)とか番犬の意味で使う。犬のおまわりさんという童謡もある。アメリカという国は世界のおまわりさんを今もって自負しているようだ。ところで昔キッシンジャー大統領補佐官は、「日本人はまるで猿だ」と日本人を揶揄したことがある。

まさかと思うが、そもそも、米国人(犬)と日本人(猿)は、「犬猿の仲」だとしたら、日米は相入れないのかもしれない。(了)



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