ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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日本は平和である、神戸衰退に腐らず、今日も元気で頑張りたい(学校で教えてくれない経済学)

2011-02-21 09:22:45 | 経済学
日本画家、猪熊佳子さんの個展が横浜そごうで開かれる機会を利用して、川崎、横浜、東京駆け足で2日間訪れた。横浜の中華街近くのホテルに泊まった。土日という性もあってか観光客でごった返していた。昔から神戸と横浜を対比する習慣がある。中華街ひとつとってみても比較すること自体ナンセンスだ。それが今回の旅での正直な認識だった。

平成7年1月17日、神戸は震度7強の激震に見舞われた。震災後ごくわずかながら人口は戻って来ているが神戸の町そのものの雰囲気に活気がない。JR神戸三宮駅は今では神戸の玄関である。駅前にそごうがある。JR横浜駅前にたまたまそごうがある。店の規模も圧倒的に違うが勢いというかひとの流れが基本的に違う。神戸衰退をここでも実感した。

ヤフーのブログで平成22年の推定人口を調べた。東京都885万はダントツのトップは別として、横浜市は368万で2位、3位大阪267万、4位名古屋225万、5位札幌190万と来て、神戸はやっと6位の154万に過ぎない。川崎市を調べたら140万とあった。神戸のすぐ下に迫っている。「昔の名前で出ています」という流行歌の題名だけを妙に覚えている。人口が全てでないと叱られそうだが、神戸で生まれ育った人間として、今回の2日間の旅は、神戸の衰退ぶりを分かり易く教えてくれた。

日本画教室の仲間も猪熊佳子展に多数訪れていた。東京にご子息がお住まいのさるご婦人に横浜はすごい活気だ、と水を向けた。ところが、うちの息子なんかに言わせたら、「横浜なんか、田舎だ」と言ってるよ、と軽くいなされた。横浜が田舎なら、神戸はもっと田舎ではないか。東京駅の「銀の鈴」前で知人と待ち合わせをしたがさすが東京だと感じた。

2日間留守をして帰宅してパソコンを開いた。同窓のSさんからメルボルンが見違えるように活気のある町になっているのに驚いたと書いていた。氏のメールによれば人口400万というから横浜を抜いたことになる。昔からひと気がしないという怖い言葉がある。人口が減ることに危機感を募らせる自治体が全国で増えているがそれが日本の現実なのだろう。

話は飛ぶ。21日朝、テレビ東京系の番組「モーニングサテライト」を見た。学習院大学の岩田規久男教授が出演、経済成長が落ちていくと財政赤字がトレンドとして確実に増えていきますとド―マ―条件というグラフを画面に出して解説しておられた。

週末パリで開かれたG20では見るべき成果は上がらなかったが、ワシントンポスト紙は将来に向けた第一歩だと一応前向きにとらえていたと紹介していた。同番組で中国人約1000人が反政府デモを行ったが当局に逮捕されたと伝えていた。チュニジアから始まった反政府行動に一番神経をとがらせているのはおそらく中国だろう。民主化自体手に入れていない国が世界に多い。日本は恵まれた国だ。神戸衰退に腐らず今日も元気を出して頑張りたい。(了)

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