阪神御影駅に大阪からの帰りにたまたま着いたら駅前の御影Classe店の前に大勢の人が集まっていた。酒屋さんのノボリが立っているではないか。聞けば300円のチケットを買えば、つまみをつけてぐい飲み大のおチョコ三杯、お好みのお酒を飲めることが分かった。下戸の方には申し訳ないが、日本酒大好き人間として大いにエンジョイさせていただいた。
灘五郷酒造組合主催、神戸市、西宮市などが協賛している。2月24,25両日、午後5時から8時半まで試飲会イベントだということが分かった。テレビ、ラジオ等で宣伝していたそうだが、近くの喫茶店でも話題に出なかった。日本酒に対する関心が薄くなって来ていることの影響かもしれないが、私見ながら、PRに工夫の余地がありそうな気がする。
お馴染の「福寿」の濁り酒をまず注文した。次に剣菱のお冷を頼んだ。空き腹だったので酒の回りが早い。最後の一杯は白鹿の燗を頼んだ。菊正宗、桜正宗、大関、白鷹、日本盛などさすが酒の本場、灘の生一本、錚々たる銘柄のノボリが会場に立ち並び、大勢の日本酒フアンでせまい会場はごった返していた。
3杯のお酒では物足りない。通勤帰りの客も何事かと次々集まって来た。いつのまにかチケットを手に入れるために長蛇の列が出来ていた。「出来るだけ多くの方に楽しんでもらいたい」からと、係の人が、気の毒そうに、「長居は控えて他の方に席を譲ってほしい」とアナウンスしていた。
会場でお世話をしていたご婦人にこういう催しは今までもやっているのかと聞いた。御影でも前から春と夏と年2度は開催している。三宮やその他の場所でも開いていると話していた。神戸に住んでいてもこういう催しがあること自体知らなかった。市の回覧板には出ているのであろうが、知っている人は知っている。知らない人は知らない。まるで禅問答であるが、いかに知らせるかについてひと工夫,ふた工夫が要るのではないか。
アンケート調査票をチケットを買った時にもらった。第1問は、どこでお知りになりましたか。第2問は日本酒はお好きですか。第3問は日本酒は健康にいいかと聞いていた。最後に性別、年齢のゾーンを尋ねていた。問題はアンケート結果をどう生かすかである。アンケートは採るが、問題は具体的に日本酒の需要振興にどのように生かしていくかである。
アンケート調査結果を事務局が報告して終わりでは困るのである。結果の如何を問わず、アンケート結果を新聞に掲載する予定はないのか。日本酒離れが進んでいると伝えられる。どうすればその流れを食い止められるのか。その他のイベント会場でのアンケート結果も総合して、最低10年、20年の将来像を描くためにも特に若い世代の意見が求められる。
2月25日の日経夕刊をたまたま買った。一面トップに,「国勢調査、地方の人口減に拍車」の見出しが躍っていた。2010年10月時点の日本の総人口は1億2,805万人で05年調査とほぼ横ばいだった。問題は人口増加は東京、神奈川、千葉など9都道府県のみで人口減少は36道府県と前回調査より拡大したと出ていた。今回の阪神御影駅前のイベントは御影町づくり協議会も参加している。地域ごとになにが出来るか。落ち込んでいる余裕はない。(了)
灘五郷酒造組合主催、神戸市、西宮市などが協賛している。2月24,25両日、午後5時から8時半まで試飲会イベントだということが分かった。テレビ、ラジオ等で宣伝していたそうだが、近くの喫茶店でも話題に出なかった。日本酒に対する関心が薄くなって来ていることの影響かもしれないが、私見ながら、PRに工夫の余地がありそうな気がする。
お馴染の「福寿」の濁り酒をまず注文した。次に剣菱のお冷を頼んだ。空き腹だったので酒の回りが早い。最後の一杯は白鹿の燗を頼んだ。菊正宗、桜正宗、大関、白鷹、日本盛などさすが酒の本場、灘の生一本、錚々たる銘柄のノボリが会場に立ち並び、大勢の日本酒フアンでせまい会場はごった返していた。
3杯のお酒では物足りない。通勤帰りの客も何事かと次々集まって来た。いつのまにかチケットを手に入れるために長蛇の列が出来ていた。「出来るだけ多くの方に楽しんでもらいたい」からと、係の人が、気の毒そうに、「長居は控えて他の方に席を譲ってほしい」とアナウンスしていた。
会場でお世話をしていたご婦人にこういう催しは今までもやっているのかと聞いた。御影でも前から春と夏と年2度は開催している。三宮やその他の場所でも開いていると話していた。神戸に住んでいてもこういう催しがあること自体知らなかった。市の回覧板には出ているのであろうが、知っている人は知っている。知らない人は知らない。まるで禅問答であるが、いかに知らせるかについてひと工夫,ふた工夫が要るのではないか。
アンケート調査票をチケットを買った時にもらった。第1問は、どこでお知りになりましたか。第2問は日本酒はお好きですか。第3問は日本酒は健康にいいかと聞いていた。最後に性別、年齢のゾーンを尋ねていた。問題はアンケート結果をどう生かすかである。アンケートは採るが、問題は具体的に日本酒の需要振興にどのように生かしていくかである。
アンケート調査結果を事務局が報告して終わりでは困るのである。結果の如何を問わず、アンケート結果を新聞に掲載する予定はないのか。日本酒離れが進んでいると伝えられる。どうすればその流れを食い止められるのか。その他のイベント会場でのアンケート結果も総合して、最低10年、20年の将来像を描くためにも特に若い世代の意見が求められる。
2月25日の日経夕刊をたまたま買った。一面トップに,「国勢調査、地方の人口減に拍車」の見出しが躍っていた。2010年10月時点の日本の総人口は1億2,805万人で05年調査とほぼ横ばいだった。問題は人口増加は東京、神奈川、千葉など9都道府県のみで人口減少は36道府県と前回調査より拡大したと出ていた。今回の阪神御影駅前のイベントは御影町づくり協議会も参加している。地域ごとになにが出来るか。落ち込んでいる余裕はない。(了)