サイネリア
江嵜企画代表・Ken
久しぶりに神戸三宮のフラワーショップ「潤」に立ち寄った。鉢一杯に盛り上がるように咲いている花を見つけた。葉っぱもびっしり詰まっている。
始めて見る花だ。店の土間一杯に所狭しと並べてあった。なんとひと鉢280円である。入り口のカウンターで受け渡ししているいつものご婦人になんと言う名の花ですかと聞いたら、「サイネリア」ですという。
自宅に持ち帰って、スケッチを始めたが、正直どこから筆を付けていいか迷った。こういうときは、野球で言う、来た球を打つ。あれだ。見たままを頭の上から下へ、描きおろして行って、一気に短時間で仕上げた。
ヤフーのブログで「サイネリア」を検索した。北アフリカカナリア諸島原産のキク科、ぺリカリス属と出ていた。
正式には「シネラリア(Cineraria)]である。「シネ(死ね)」という音が嫌われ「サイネリア」の方が一般的であるとあった。花が咲いた後に出来る白色の冠毛を老人の白髪に見立てたラテン語の「老人」に由来するという。
和名は「富貴菊」、「富貴桜」。葉の形が蕗(ふき)に似ているところから富貴(ふうき)になった。
花言葉はなんと「元気、常に快活」。こういう花言葉に出会うのもスケッチの効用の一つかもしれない。めでたし、めでたしである。(了)