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ECBドラギ発言受けて、欧米株軒並み上昇、一方、メルケル首相、「ECB発表は聞いていない」ととぼける

2012-09-07 09:33:41 | 経済学
:6日付けWSJ紙電子版(学校で教えてくれない経済学)


巨大な太陽フレア(SolarFlare)が8月31日観測されたと7日朝放送のワ―ルドWaveMorning(世界の天気コーナー)で紹介していた。太西洋の海水の温度が27℃を超えるとハリケーンの卵が発生する。例年2~3個だが今年は早くも7個目が発生したという解説の後で太陽フレアについて一言触れていた。地球は太陽の衛星の一つである。太陽あっての地球だということをつい忘れがちになる。一方、9月6日付けの読売夕刊に、今年8月21日、静岡大の小山真人教授が「富士山で『山体崩壊』が起きると、最大で40万人が犠牲になる恐れがあると独自の試算を発表した」と出ていた。太陽フレアは特に無線通信に影響する。富士山は死んでいないことと併せて頭の片隅に入れておいて損はしないだろう。

7日朝6時台放送のワ―ルドWaveMorningでドイツZDFが「欧州金融不安対策として、ECBドラギ総裁が、条件付きとはいえ、ECBが1~3年物短期国債を予告なし、無制限に購入する。ユーロは最早、後戻りできない。」と7日、ECB理事会会合のあとの記者会見で発表した。ドイツ連銀、ワイドマン総裁は反対を表明したと書いた。同日スペインラホイ首相と会談後の記者会見でドイツ、メルケル首相は,質問に答えて「ドラギ総裁から聞いていない。」と答えたと7日付けWSJ紙電子版に出ていたのが面白かった。これぞブラックユーモアと言うのだろうが、日本の政治家の皆さんも是非身につけていただきたいと思う。

ただ、ドラギ総裁発言を素直に好感し、世界の株式市場は軒並み上昇した。WSJ紙によればドイツ2.9%,イギリス2.1%,フランス3.0%、ドラギ総裁が狙ったスペインの株価は4.9%急騰した。欧州株高を受けてNYダウも1.9% 上げた。朝5時45分から放送の「モーニングサテライト」に出演した専門家は、日経ダウ8,900円と予測していた。ワ―ルドWaveMorning(経済情報コーナー)で米ブルームバーグのMattMillerキャスターは「NYダウ上昇には2つの理由がある。一つは米民間調査機関が8月の雇用を20万1,000増と発表、明日金曜日発表の米労働省発表の8月雇用統計に期待感が高まった。今一つはECBドラギ総裁発言だ。」と解説していた。同番組に出た大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「ECBによる無制限国債購入計画発表決定でマーケットに安心感が広まった」と解説していた。

一方、6日のNY外国為替市場で、1ドル=78.87~89円、1ユーロ=99.62~66円で円が売られ、ドル、ユーロが買われた。NY原油(WTI)は横ばいのバレル95.53ドル、NY金は1,700ドルクリアし、1,702.60ドルで取引を終えたが、株式市場ほどはしゃいでいないところが面白かった。ドラギ総裁発言はスペインが緊縮財政の条件を飲み、ECBにスペイン国債購入をECBに要請して事が始まる。スペインがユーロ圏に支援を求めるには各国の承認が必要である。一端傾きかけた世帯を復活させることは容易でないことは歴史が証明している。

慌てる乞食はもらいが少ない。昔の人はお天道さんに聞いてみよとよく言ったものだ。(了)

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