米時間24日放送、米ブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)
ワ―ルドWaveMorningを見ることから一日がはじまる。「世界の天気」コーナーでは、フィリピン東方に905ヘクトパスカル、風速55メートルの台風17号が発生、その東隣に発生した18号は、日本に向かいそうだと解説していた。尖閣諸島目指して75隻の台湾の漁船が出港したと上海RTSが伝えていた。他にニュースがないかのように上海RTSも中国CCTVも連日、釣魚島、日本名尖閣諸島一本で、全ての責任は日本にある。台湾は、主権は台湾にある。中国は、主権は中国と論調はぶれない。今朝の中国CCTVは日本の河相次官が中国を訪問するが、日本の誤りを正すよう要求するとコ―ライ報道官が力説していた。
中国関連では朝5時台放送のドイツZDFが、携帯電話機大手Foxconn社で組合員2人のささいないさかいから2000人の従業員を巻き込む暴動に発展した。当社はアップル社iPhon5の部品の生産工場でもあると解説していた。香港ATV,シンガポールCNAもFoxconn騒動を詳しく伝え、劣悪な環境改善と賃上げ要求が背景だと解説していた。シンガポールCNAは、アップル社のiPhon5が売り出し後3日で500万台を突破したと伝え、中国では、一台720ドルが1,200ドルと60%の高値で売られていると紹介していた。
6時台放送の米ブルームバーグは、iPhon5の販売が500万台を超えたニュースのあと、株価700ドルでひとまず利益確定の売りを出したことから、アップル株は1.5%以上値下がりした。ただ、市場ではiPhon5は、600万台売れる。アップルは新製品の開発も進めている。世界100ケ国へ販売先拡大予定なので1000万台の声もあると紹介していた。5時45分放送のモーニングサテライトでは、「フエ―スフックの株価が24日、20.79ドルまで下げた。15ドルまで下げるとの声も出てきた。」と紹介していた。高値41.5ドルで華々しくデビューしたのは先日のような気がする。全て自己責任だから文句を言っていくところがない。
米ブルームバーグのMattMiller記者は「NYダウは20ドル安、13,558ドルで取引を終えた。ハイテク株がこの日の下げをリードした。」と解説していた。商品相場担当のJuleeHyman記者は「商品相場が軒並み下落した。第1 にヨーロッパ懸念、第2に中国経済の減速が背景にある。原油(WTI)がバレル96セント安、91.93ドル、金はオンス13.40ドル下げ1,762.10ドル、特に銅相場が7週間振りの安値を更新したことが象徴している。」と解説していた。NY外国為替市場では、ドル、ユーロ共に売られ、1ドル=77.80円、1ユーロ=100.62円で取引された。モーニングサテライトに出演したシティ―バンク、尾河眞樹氏は「リスクオフの動きからドル円は軟調が続く。」とコメントしていた。
23日付けのCNBC電子版は中国の統計は信頼出来ない。2012年の経済見通しを7.5%と発表したが、実際は5~6%以下ではないか。」とある専門家の見方を紹介していた。24日の市場では、ドイツの景況感を示すifo指数が93.2と5ケ月連続で下落したとの発表が投資家心理を冷やした。一方中国政府は国民の不満を尖閣問題で外に向けなければならない。(了)