ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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9月1日は「防災の日」、日本人は、ニコニコ笑いながら避難訓練している(学校で教えてくれない経済学)

2012-09-01 11:46:57 | 経済学
「本能寺の変、四二七年目の真実」(明智憲三郎著、プレジデント社)をたまたま読んだ。明智憲三郎氏は光秀の子孫である。「このままでは生き残れない」という判断なくしては決して踏み込めない決断でした。失敗による一族滅亡と言うリスクを犯してでも謀反に踏み切らざるを得なかった根本的な理由は、まさにここにあった。」と著者は総括しておられる。
9月1日は、日本では「防災の日」である。先日、南海トラフ大地震が起こればどうなるかという報告書が発表された。しかし、近くの喫茶店でも他人事である。命に関わることとは、どういうことか、17年前、阪神淡路大震災で手ひどい被害を受けた神戸の人間でさえ、内陸部の阪神間には津波の被害はないと高をくくっている。

ワ―ルドWaveMorningを見る事から一日が始まる。ドイツZDFが、温家宝首相がメルケル首相を今まで尋ねたことがないとメルケル首相が言っていた中国の観光スポットをにこやかに案内した。観光の前に、温首相はメルケル首相の言うユーロ救済を支援、協力すると応じた。「中国はドイツを必要としている。ドイツは中国を必要としているからだ」と解説した後で、「中国の新しい首相がこのことを忘れていないかどうかだ。」と二ユースを結んでいたところが面白かった。

フランスF2がシャンパーニュー地方を訪問、「フランスは変革を必要としている、フランスは余りにも手遅れになってしまった」と訴えたと伝えた後、解説者が画面に登場し「雇用増大こそ緊急課題というが、緊縮政策を進めながらどうやって雇用拡大が出来るというのだ。どちらを選ぶのか。選択の問題だ。」とくぎを刺していた。雇用増大が決め手ということではフロリダ、タンパで開かれている米共和党大会で大統領候補に正式に指名されたロムニー氏が演説し、オバマ大統領の経済政策を攻撃、自分が大統領になれば1,200万の雇用を創出する。中間層の減税を実施するとぶち上げたとドイツ米ZDFが紹介していた。ドイツZDFは「米ワイオミング、ジャクソンホールでの演説で、バ―ナンキ、米FRB議長は、大規模な金融緩和も選択肢として排除しない、と語った」と紹介していた。

9月1日朝6時台放送の米ブルームバーグのMattMiller記者は「明日からの3連休を控えて高揚感のない中、バ―ナンキ発言を受けて31日のNYダウは90ドル高,13,090ドルで終えた。」と伝えた。NY外国為替市場は、金融緩和期待からドル売り優勢で、一時、1ユーロ=1.26ドル台まであった。対日本円では1ドル=78.38~40円、1ユーロ=98.56~60円で取引された。原油(WTI)はバレル1.85ドル高、96.47ドル、NY金先物相場はトロイオンス31.10ドル高、1,684.60ドルでいずれもドル安の流れを受けて取引された。

「本能寺の変」に戻す。著者は「歴史捜査を行うにあたって性格論や感情論からは一切発想せず、光秀に限らず武将の存在を組織の長としてとらえました。それは経営的な論理思考とでも言うべきものです。」と書いていた。大河ドラマでは歴史は見えないだろう。(了)

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