羽田英彦展atギャラリー菊
江嵜企画代表・Ken
羽田英彦展が大阪北区天満4丁目にある「ギャラリー菊」(06-6314-0907) で1月13日(日)まで開くと、同窓の羽田画伯から年賀状での案内があり、同窓のAさんと画廊で落ち合い、羽田カラ―「赤」を基調とした30数点の作品を鑑賞、今回も大いなるパワーをもらった。
この日は、おそらくおじいちゃんの作品展に合わせてであろう、娘さんがお二人のお孫さんをつれて帰省中ということで、会場で奥様ともどもご挨拶出来、幸いだった。会場の様子をいつものようにスケッチした。
会場正面にグランドピアノがある。「ギャラリー菊」のママさんにお尋ねしたところ、今回のような絵画作品展に加えて、ほぼ月1回のペースでコンサートを当会場で開催していると聞いた。人それぞれに思いがけない出会いがある。羽田画伯と当画廊とのご縁はと追いかけて聞いたところ、彼が5~6年前に、当会場で開かれた合同作品展に出展、その時以来、コンサートにも常連として参加していると聞いた。ちなみに、画廊のママさんの娘さんは岸本恭子さんといい、ヴァイオリン奏者である。当会場でのコンサートのレギュラー奏者だけでなく幅広くご活躍とお聞きした。
羽田画伯は母校、甲陽学院中学で美術の先生だった須田刻太画伯にしびれた生徒の一人である。小学校の校長が彼の現役最後の勤めである。今回、年賀ハガキで個展開催を案内した効果だと彼は話していたが、さる小学校での教え子の一人と会場で30年ぶりで涙の再会を果たしたそうだ。熱血先生、羽田英彦を彷彿とさせる物語であろう。
「僕は、孫ふたりのために生まれて来たのかもしれんな」と羽田画廊は画廊のママに話していたそうだ。会場でお孫さん二人がおじいちゃんの周りを手をつないでスキップしていた姿が印象的だった。(了)