ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

「釣魚島は中国固有の領土。日本の実行支配は断固阻止する」:8日朝放送の中国CCTV

2013-01-08 11:56:17 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


日本は厳冬、大雪だが、真夏のオーストラリア南西部は日照り続きで山火事が続発、特にタスマニアでは先週金曜日からは観測史上初の5日連続で39℃を超えた。山火事のため100以上の施設が被害を受け1000人に避難勧告が出た。8日火曜日のシドニーの最高気温は42℃の予想で史上3番目となると7日付けのWSJ紙電子版がトップで伝えていた。ワ―ルドWaveMorning世界の天気コーナーでもタスマニアでの山火事被害を紹介、気温41.8℃と記録を更新、湿度10%以下でカラカラ、シドニーは43℃と平年より17℃高いと伝えた。

ワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーでは、シリーズ「2013年展望」で、この日はアメリカ。望月鶴雄、アメリカ総局長が、経済、政治の見通しについて、識者とのインタビューを軸に報告した。エレン・セントナ―、野村証券シニアエコノミストは「財政の崖はとりあえずクリアしたが、根本的には解決されていない。財政政策がアメリカの景気を押し下げる一番のリスク。雇用が大きく改善されなければGDPの70%を占める個人消費には逆風となる。緊縮財政となればGDP成長率は1.6%程度に留まる。欧州金融不安は落ち着きを見せているが、不安定な状態には変わりない。外交ではアメリカは当面シリア情勢に注目している。オバマ政権は中国とどう取り組むかに焦点を絞っている。」と解説した。

アメリカ関連では7日夜7時30分からの「クロ―ズアップ現代」で「新たなるエネルギー革命」と題して、アメリカで展開されているシエールガス革命を軸に時間を午後8時50分まで延長、専門家をゲストに迎えて、エネルギー問題に絞って問題点を議論していた。シエールガス開発が一挙に進んだ。先頭を走るノ―スダコダ州は雇用が増え、労働者の一人は年収がはじめて1000ドルに増え、家が買えたと語る画面を紹介していた。わずか3年前に13ドルだった天然ガスの値段が3ドルまで下がった。日本は現在18ドルで調達している天然ガスを近い将来アメリカから直接買えるようになればフレートなど諸経費を乗せても9ドルとなる。一方、アメリカでのシエールガス革命のあおりを一番受けたのが世界最大の天然ガス生産国のロシア。ロシアは活路を日本に転換、日本向け輸出を積極化していると指摘した。日本で生活しているとシエールガス革命の熱気が全く伝わらないのは怖い。

7日,週明けのNY証券取引所では、NYダウは先週比50ドル安、13,384ドルで取引を終えた。NY原油WTIはバレル93.16ドル、NY金相場はオンス1,645.50ドルと共に小動きだった。NY外国為替市場では、1ドル=87.73円、1ユーロ=115.11円と対ドルでは円高,対ユーロでは円安となった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「火曜日から米企業の10~12月期の決算発表が始まる。為替では日銀政策決定会議で金融緩和への期待が大きい。ただ、ドル高・円安のスピードがあまりにも早いことから調整がはいるかもしれない。」と話していた。

中国CCTVは「釣魚島は中国領土である。日本の実行支配は断固阻止する。」と報じた。(了)

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NYダウ、2013年末、15,000ドル予測、エコノミスト野間口氏:7日放送テレビ東京出演、番外編

2013-01-08 11:54:00 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「灯油が飛ぶように売れている」と、7日朝5時45分からの放送のモーニングサテライト「エコ天」コ―ナ―で取り上げ、05~08年当時、12月から10週連続で灯油が値上がりした時と似ている。その時は、寒波襲来、1月、2月と厳冬で在庫が急減した。3月に入り春物が売れたと解説していた。灯油店頭価格(全国平均)は、18Lタンク一杯1,700円だったが、一気に1,800円に上げて来た。それで喜びいっぱいかというとそうではない。ロイヤルホームセンター灯油担当、佐藤賢一さんは「仕入れ単価が上昇している。利益は出ない。」と。あるイチゴ栽培農家は「灯油ボイラーは温室内の温度が8℃以下になると自動稼働する。一方、毎年、価格が決まっているので転嫁できない。」とこぼしていた。

モーニングサテライトは今年最初の放送。為替と債券の専門家が出演し2013年を展望していた。まず為替。JPモルガンチエ―ス銀行、佐々木融氏は「ドル円相場は現在「期待」先行で値を上げているが、「期待」が消えると一気に反落する。春過ぎに一端1ドル=80円台後半まで下げる。実行が伴えば持ち直し、年末には再び1ドル=90円になるだろう。」と予測していた。今一人のゲスト、エコノミストの佐野一彦氏は「安倍政権がどこまで実績を残せるか次第だ。債券相場は低い金利水準のもとで狭いレンジ内で上下には激しく動く。」と予測していた。

テレビ東京NYスタジオにゲスト出演したバークレイキャピタル、マイケル・キャビン氏は「安倍政権は、今は「提案」の段階だ。日銀と合意が出来れば、「実行」段階に入る。ドル円レートは1ドル=90円とみている。今回は、一気に円高に戻るとみていない。インフレ目標をもつことは世界の大勢だ。むしろそれを実行することは日銀の責任である。現状円相場は特別高い水準でない。調整の余地を十分残している。日本が直面している最大の問題は労働人口の減少だ。」と話していた。

朝8時30分からのテレビ東京の番組に出演した証券アナリストの野間口氏は2013年のアメリカ経済を展望,アメリカ経済は急回復するだろうと述べた後、①米企業が手控えていた設備投資に復活の兆しが出て来た、②必要最小限に抑えていた雇用に動意が見られる、③住宅市場が確実に回復して来たと話した。特に住宅回復について①住宅価格が下げ止まった。この先さらに下がると買いを見送っていた向きが慌てている、②買わずに借りた人間が増えで家賃が上がった。借りるより買った方がいいへ変わってきた、③ここ3年間ローンの借り換えが禁止されていた反動が出て来たことが背景だと解説、NYダウは、14,000ドルをつけたあと4~5月に反落、年末にかけて15,000ドルを目指すだろうと予測していた。

強気見通しは元気があって結構だ。しかし、米「財政の崖」懸念も一時解放されたにすぎない。米国の財政赤字、特に日本の財政赤字はGDP比230%だ。雇用が確保され、給料が増えない限り、安倍政権の化けの皮が剥がされるリスクも忘れぬことが大切だろう。(了)

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