(学校で教えてくれない経済学)
日本は厳冬、大雪だが、真夏のオーストラリア南西部は日照り続きで山火事が続発、特にタスマニアでは先週金曜日からは観測史上初の5日連続で39℃を超えた。山火事のため100以上の施設が被害を受け1000人に避難勧告が出た。8日火曜日のシドニーの最高気温は42℃の予想で史上3番目となると7日付けのWSJ紙電子版がトップで伝えていた。ワ―ルドWaveMorning世界の天気コーナーでもタスマニアでの山火事被害を紹介、気温41.8℃と記録を更新、湿度10%以下でカラカラ、シドニーは43℃と平年より17℃高いと伝えた。
ワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーでは、シリーズ「2013年展望」で、この日はアメリカ。望月鶴雄、アメリカ総局長が、経済、政治の見通しについて、識者とのインタビューを軸に報告した。エレン・セントナ―、野村証券シニアエコノミストは「財政の崖はとりあえずクリアしたが、根本的には解決されていない。財政政策がアメリカの景気を押し下げる一番のリスク。雇用が大きく改善されなければGDPの70%を占める個人消費には逆風となる。緊縮財政となればGDP成長率は1.6%程度に留まる。欧州金融不安は落ち着きを見せているが、不安定な状態には変わりない。外交ではアメリカは当面シリア情勢に注目している。オバマ政権は中国とどう取り組むかに焦点を絞っている。」と解説した。
アメリカ関連では7日夜7時30分からの「クロ―ズアップ現代」で「新たなるエネルギー革命」と題して、アメリカで展開されているシエールガス革命を軸に時間を午後8時50分まで延長、専門家をゲストに迎えて、エネルギー問題に絞って問題点を議論していた。シエールガス開発が一挙に進んだ。先頭を走るノ―スダコダ州は雇用が増え、労働者の一人は年収がはじめて1000ドルに増え、家が買えたと語る画面を紹介していた。わずか3年前に13ドルだった天然ガスの値段が3ドルまで下がった。日本は現在18ドルで調達している天然ガスを近い将来アメリカから直接買えるようになればフレートなど諸経費を乗せても9ドルとなる。一方、アメリカでのシエールガス革命のあおりを一番受けたのが世界最大の天然ガス生産国のロシア。ロシアは活路を日本に転換、日本向け輸出を積極化していると指摘した。日本で生活しているとシエールガス革命の熱気が全く伝わらないのは怖い。
7日,週明けのNY証券取引所では、NYダウは先週比50ドル安、13,384ドルで取引を終えた。NY原油WTIはバレル93.16ドル、NY金相場はオンス1,645.50ドルと共に小動きだった。NY外国為替市場では、1ドル=87.73円、1ユーロ=115.11円と対ドルでは円高,対ユーロでは円安となった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「火曜日から米企業の10~12月期の決算発表が始まる。為替では日銀政策決定会議で金融緩和への期待が大きい。ただ、ドル高・円安のスピードがあまりにも早いことから調整がはいるかもしれない。」と話していた。
中国CCTVは「釣魚島は中国領土である。日本の実行支配は断固阻止する。」と報じた。(了)
日本は厳冬、大雪だが、真夏のオーストラリア南西部は日照り続きで山火事が続発、特にタスマニアでは先週金曜日からは観測史上初の5日連続で39℃を超えた。山火事のため100以上の施設が被害を受け1000人に避難勧告が出た。8日火曜日のシドニーの最高気温は42℃の予想で史上3番目となると7日付けのWSJ紙電子版がトップで伝えていた。ワ―ルドWaveMorning世界の天気コーナーでもタスマニアでの山火事被害を紹介、気温41.8℃と記録を更新、湿度10%以下でカラカラ、シドニーは43℃と平年より17℃高いと伝えた。
ワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーでは、シリーズ「2013年展望」で、この日はアメリカ。望月鶴雄、アメリカ総局長が、経済、政治の見通しについて、識者とのインタビューを軸に報告した。エレン・セントナ―、野村証券シニアエコノミストは「財政の崖はとりあえずクリアしたが、根本的には解決されていない。財政政策がアメリカの景気を押し下げる一番のリスク。雇用が大きく改善されなければGDPの70%を占める個人消費には逆風となる。緊縮財政となればGDP成長率は1.6%程度に留まる。欧州金融不安は落ち着きを見せているが、不安定な状態には変わりない。外交ではアメリカは当面シリア情勢に注目している。オバマ政権は中国とどう取り組むかに焦点を絞っている。」と解説した。
アメリカ関連では7日夜7時30分からの「クロ―ズアップ現代」で「新たなるエネルギー革命」と題して、アメリカで展開されているシエールガス革命を軸に時間を午後8時50分まで延長、専門家をゲストに迎えて、エネルギー問題に絞って問題点を議論していた。シエールガス開発が一挙に進んだ。先頭を走るノ―スダコダ州は雇用が増え、労働者の一人は年収がはじめて1000ドルに増え、家が買えたと語る画面を紹介していた。わずか3年前に13ドルだった天然ガスの値段が3ドルまで下がった。日本は現在18ドルで調達している天然ガスを近い将来アメリカから直接買えるようになればフレートなど諸経費を乗せても9ドルとなる。一方、アメリカでのシエールガス革命のあおりを一番受けたのが世界最大の天然ガス生産国のロシア。ロシアは活路を日本に転換、日本向け輸出を積極化していると指摘した。日本で生活しているとシエールガス革命の熱気が全く伝わらないのは怖い。
7日,週明けのNY証券取引所では、NYダウは先週比50ドル安、13,384ドルで取引を終えた。NY原油WTIはバレル93.16ドル、NY金相場はオンス1,645.50ドルと共に小動きだった。NY外国為替市場では、1ドル=87.73円、1ユーロ=115.11円と対ドルでは円高,対ユーロでは円安となった。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「火曜日から米企業の10~12月期の決算発表が始まる。為替では日銀政策決定会議で金融緩和への期待が大きい。ただ、ドル高・円安のスピードがあまりにも早いことから調整がはいるかもしれない。」と話していた。
中国CCTVは「釣魚島は中国領土である。日本の実行支配は断固阻止する。」と報じた。(了)