&日本の貿易赤字拡大が背景(学校で教えてくれない経済学)
小野由美子、WSJ紙日本版編集長は、26日朝放送のワ―ルドWaveMorningに出演し、今週のWSJ紙の記事の中から数本抜粋して解説した。まずアルジエリア人質事件。アメリカ人3人が犠牲になったため大きな関心を呼んだ。従来イラク、アフガニスタン、パキスタンだった。今後北アフリカにどこまで関与できるかで、結論が出ていない。次に日本で国防力強化の議論が今まで以上に高まる可能性がある。第3に、オバマ大統領は2期目に入り、①財政問題で民主共和対立をいかに凌ぐか、②対イラン政策で核開発を断念させることが出来るか、③不法滞在者1,100万で移民法をどうするか、④銃規制で身分証明書義務付け案に早くも反対運動が起こっているなど問題山積だと解説していた。日本との関連記事では、日本政府が円安に誘導、為替操作しているとの批判が各国から出始めている。日本は意図した円安でないと反論しているが、問題が拡大する可能性をWSJは示唆していた。
25日のNY為替市場では、1ドル=90.90円、1ユーロ=122.40円と対ドル、対ユーロ共
円安が進行した。ワ―ルドWaveMorning[経済情報]に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「世界経済の先行きに楽観的な見方が増えて来た。米議会で一時的だが債務上限引き上げで妥協が成立した。米企業決算が予想以上に堅調で特に消費関連銘柄が買われた。NYダウは前日比70ドル高、13,895ドルで取引を終えた。NY為替市場では、1年半前に購入した債券を欧州の銀行がECBに返済を始めた。欧州経済改善の兆しと受け止められユーロが対ドル、対円共に買われた。」などと解説していた。1月25日付けのWSJ紙電子版は「Europe’sBanks Rush to Repay ECB Funds」のタイトルで「欧州の銀行は2011年12月に4,890億ユーロECBから借り債券を購入した。1月30日時点でこの内1/4を返済したとECBは公表した。」と書いた。原油はバレル95.88ドル、金はオンス1,656だった。
25日付けWSJ電子版は、ドイツ、メルケル首相は、「ドイツの中央銀行は、ドイツ政府と金融政策でシエアしていない。」と発言、日本が日銀に圧力をかけているとけん制した。通貨戦争に発展することを危惧する。」と書いた。25日付けCNBC電子版は「円は金曜日、2年半来の1ドル=90.65円へ値下がりした。円は対ウオンで昨年11月以降14%値下がりした。対台湾ドルで11%値下がりした。」と書いたあと、メルケル首相発言に触れ「ドイツの貿易黒字は10月158億ユーロ、11月はさらに170億ユーロへ増加した。日本批判は当たらない。ドイツはユーロ安の恩恵を丸々受けている。」とSeanCallow,シドニー、Westpac銀行、為替ストラテジストは指摘したと書いていた。
25日のNY債券市場で米国債が売られ、10年物国債の利回りは1.949%まで上昇した。債券売り・株買いの流れと見られると、26日朝6時台放送のブル―ムバーグでDominicChu記者が指摘していた。米国債の利回り上昇が今後進めば日本国債との利回り格差は拡大する。お金は金利の低い所から高い所へ動く。日米金利差拡大はドル買い・円売り材料だ。
日本の貿易赤字はこの先増える一方だ。安倍さん一人のせいで円が売られていない。(了)
小野由美子、WSJ紙日本版編集長は、26日朝放送のワ―ルドWaveMorningに出演し、今週のWSJ紙の記事の中から数本抜粋して解説した。まずアルジエリア人質事件。アメリカ人3人が犠牲になったため大きな関心を呼んだ。従来イラク、アフガニスタン、パキスタンだった。今後北アフリカにどこまで関与できるかで、結論が出ていない。次に日本で国防力強化の議論が今まで以上に高まる可能性がある。第3に、オバマ大統領は2期目に入り、①財政問題で民主共和対立をいかに凌ぐか、②対イラン政策で核開発を断念させることが出来るか、③不法滞在者1,100万で移民法をどうするか、④銃規制で身分証明書義務付け案に早くも反対運動が起こっているなど問題山積だと解説していた。日本との関連記事では、日本政府が円安に誘導、為替操作しているとの批判が各国から出始めている。日本は意図した円安でないと反論しているが、問題が拡大する可能性をWSJは示唆していた。
25日のNY為替市場では、1ドル=90.90円、1ユーロ=122.40円と対ドル、対ユーロ共
円安が進行した。ワ―ルドWaveMorning[経済情報]に出演した三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏は「世界経済の先行きに楽観的な見方が増えて来た。米議会で一時的だが債務上限引き上げで妥協が成立した。米企業決算が予想以上に堅調で特に消費関連銘柄が買われた。NYダウは前日比70ドル高、13,895ドルで取引を終えた。NY為替市場では、1年半前に購入した債券を欧州の銀行がECBに返済を始めた。欧州経済改善の兆しと受け止められユーロが対ドル、対円共に買われた。」などと解説していた。1月25日付けのWSJ紙電子版は「Europe’sBanks Rush to Repay ECB Funds」のタイトルで「欧州の銀行は2011年12月に4,890億ユーロECBから借り債券を購入した。1月30日時点でこの内1/4を返済したとECBは公表した。」と書いた。原油はバレル95.88ドル、金はオンス1,656だった。
25日付けWSJ電子版は、ドイツ、メルケル首相は、「ドイツの中央銀行は、ドイツ政府と金融政策でシエアしていない。」と発言、日本が日銀に圧力をかけているとけん制した。通貨戦争に発展することを危惧する。」と書いた。25日付けCNBC電子版は「円は金曜日、2年半来の1ドル=90.65円へ値下がりした。円は対ウオンで昨年11月以降14%値下がりした。対台湾ドルで11%値下がりした。」と書いたあと、メルケル首相発言に触れ「ドイツの貿易黒字は10月158億ユーロ、11月はさらに170億ユーロへ増加した。日本批判は当たらない。ドイツはユーロ安の恩恵を丸々受けている。」とSeanCallow,シドニー、Westpac銀行、為替ストラテジストは指摘したと書いていた。
25日のNY債券市場で米国債が売られ、10年物国債の利回りは1.949%まで上昇した。債券売り・株買いの流れと見られると、26日朝6時台放送のブル―ムバーグでDominicChu記者が指摘していた。米国債の利回り上昇が今後進めば日本国債との利回り格差は拡大する。お金は金利の低い所から高い所へ動く。日米金利差拡大はドル買い・円売り材料だ。
日本の貿易赤字はこの先増える一方だ。安倍さん一人のせいで円が売られていない。(了)