JR西宮駅北出口
江嵜企画代表・Ken
母校同窓とJR西宮駅で待ち合わせ、車で拾ってもらうまでの時間待ちを利用して、駅周辺をあわただしくスケッチした。今回のようなたまたまの機会でもないと改めてスケッチはしない。バスが頻繁に往来する。その都度バス待ちの客が並ぶ。正面建物は食料品専門のスーパーと「飲み食い処」と書いたチエ―ン店が見える。客待ちのタクシーが数台並んでいた。一昔前の記憶ではタクシーの姿をほとんど見かけなかった記憶がある。正に様変わりである。
西宮駅は、明治7(1874)年5月11日に、大阪、三宮、神戸駅と同時開業している。ウィキペディアによれば、西宮は江戸時代より西宮神社の門前町、西国街道・中国街道の宿場町。貿易港・漁港としても栄えた。東海道本線が直線で結ぶルートを取ったため、開業時、駅は市街地から離れたところにあった。明治、大正にかけて、阪神と阪急が開通し客が分散した。東隣の甲子園口駅の乗降客の方が多い時代が続いたとある。
閑散としていた西宮駅に、2003年12月になって、はじめて全ての快速電車が停車するようになった。利便性が格段に高まった。阪神、阪急をつなぐバス路線の充実も西宮駅の利便性を助けている。ここ数年、マンション建設も目立つ。つれて、JR西宮駅の乗降客も増え続けていると思われる。
西宮市の人口は平成7年(1995)の震災後、それまでのピーク42万4,000から39万7,000へ減少した。日本全体では人口が減少する中、西宮市は、震災後も、徐々に人口は増え、平成25年(2013)には推定人口は48万5,000に達する見込みと西宮市のホームページに出ていた。「日本で住んでみたい町」の上位に西宮市が入っていると聞く。小学校を新たに建設する話もある。誠にご同慶の至りである。(了)