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ラホイ、スペイン首相献疑惑でヨーロッパ不安再燃、NYダウ129ドル安、

2013-02-05 10:50:14 | 経済学
国際サッカー780試合で八百長疑惑(学校で教えてくれない経済学)


吉崎達彦氏、双日総研が、4日朝5時45分からの放送のモーニングサテライトに出演し「新興市場リスクが浮上する。Brics(ブラジル、ロシア、インド、中国)にかっての伸びを期待出来ない。一方、先進国を再評価する時代にはいるかもしれない。」と話していた。世界銀行・IMF調べによれば、一人当たり名目GDPで見ると、02年から11年の10年間に世界は5,324ドルから1万34ドルへ伸びた。その間、日本は3万1,241ドルが4万5,870ドル、アメリカは3万6,950ドルが4万8,328ドルだった。一方、ブラジルは2,867ドルが1万2,789ドル、ロシアは2,380ドルが1万2,993ドル、インドが481ドルが1,514ドル、中国が1132ドルが5,417ドルへ拡大した。吉崎氏はBricsの行方と題して①ブラジル:先進国化、②中国とインド:新興国【問題包含】、③ロシア:後退と予測していた。ロシアを明快に「後退」と分類した。過去10年のようにBricsを一括りで「成長」圏と言えなくなった。

話変わるが、5日朝放送のワ―ルルドWaveMorningで、フランスF2が、2008年以降、サッカーの国際試合で深刻な不正が行われていた。欧州刑事警察機構が調査に乗り出したと伝えていた。テレビ画面に不正を働くレフリーの姿を映していた。5日付けのWSJ紙電子版もロンドン発でSimonZekaria記者が『Probe Targets GlobalMatchi-Fising in Soccer』のタイトルで、サッカーワ―ルドカップ、ヨーロッパ選手権など名だたる大会で、数百人のレフリー、職員が関与した。一試合10万ユーロ(約1,250万円)の賄賂が支払われた150のケースを承知しているとドイツ警察関係者が証言したなどと紹介していた。

不正関連のニュースでは、ドイツZDFは、ドイツメルケル首相と会談したラホイ、スペイン首相が、自ら受け取ったとされる建設業者からの献金疑惑の釈明に記者会見の時間のほとんどを費やしたと紹介していた。5日付けのWSJ紙電子版は、ラホイ、スペイン首相の献金疑惑でスペイン経済が混乱とスペイン国債が売られ利回りが一気に上昇した。イタリア国債も売られた。スペイン株3.77% ,ドイツ2.49% 、フランス3.01% イギリス1.58% など欧州株が軒並み売られた。5日のNY株式市場も欧州政局不安からNYダウは、前日比129ドル安、13,880ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、ユーロが対ドル、対円ともに売られた。対円では1ユーロ=124.66円、1ドル=92.23円と円が買い戻された。

ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した三井住友銀行、柳谷政人氏は「ラホイ、スペイン首相献金疑惑からスペイン銀行株が売られた地合いをNY株式市場が引き継いで相場は下げた。米国経済指標は堅調に推移している。円相場の先については、日本の金融緩和期待が継続している。円安の流れは変わらないだろう。ただ、ECB理事会、EU首脳会議を控えていることから、一時的な円高が進むかもしれない。」とクギをさしていた。

スペイン、ラホイ首相の献金疑惑に加えてイタリア総選挙が控えている。サッカー疑惑では780試合で不正が発覚したという。おカネが絡むとスポーツも政治も艶消しだ。(了)

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