リスク選好強まり、NYダウ61ドル高(学校で教えてくれない経済学)
欧州から再び悪い便りが届いた。ユーロ圏経済は4~6月にプラスになる予想だった。予想に反してゼロ成長になった。ドイツ、フランス、イタリアがいずれも成長できなかった。低インフレとウクライナ危機の深刻化に対して、欧州が脆弱であることが浮き彫りになったと8月14日付け米ブルームバーグニュースが伝えた。EU統計局が14日発表した4~6月のユーロ圏域生産は前期比ゼロ。1~3月は0.2% プラスだった。同時に発表された7月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%増と6月の0.5% 増から低下した。INGグループ、チーフエコノミスト、ベータ―・ファンテン氏は「地政学的な緊張が緩和されないので、成長ペースが今年下半期に加速する公算はない。」と発言した。ECB(欧州中央銀行)は『年内は現状維持。一段の非伝統的措置実施の判断は2015年まで待たねばならない。』と付け加えた。4~6月ドイツが前期比0.2% 減、2012年以来のマイナス成長、フランスはゼロ成長、イタリア0.2%縮小、08年以来のリセッションに陥ったと書いた。
15日朝6時放送のフランスF2は「フランス経済は4~6月、ゼロ成長となりました。」とニューストップで口火を切った。輸入が0.4% 増えたが輸出はゼロ成長。設備投資は0.8% マイナス。個人消費は0.5%増えたが、暖房費の増加が隠されている。あるロボット工場の経営者は昨年上半期、600台生産した。今年は200台だ。海外向けだけが頼りだがスペイン、トルコ、英国向けもさえない。フランスにとってためらいの時期がしばらく続きそうだとレポートを結んだ。15日朝7時放送のスペインTVEも「フランスの4~6月がゼロ成長、ドイツは0.2%減少しました。」と口火を切り「ウクライナ情勢の悪化が大きく響いた。同時に財政赤字拡大も続いている。」と元気なく伝えた。
8月14日付ブルームバーグニュースはバークレイズ、逆井雄紀FXストラテジストは「対ロシア制裁の影響がこれから出てくる。ECB一段の金融緩和は不可避だ。為替相場ではユーロにとって重たい展開が続く」と語ったと伝えた。韓国銀行が2013年5月以降初めての政策金利0.25%引き下げを発表した。15日朝4時台放送の韓国KBSはトップでフランシスコ、ローマ法王の韓国訪問の様子を伝えた後、韓国銀行が政策金利を2.5%へ0.25% 引き下げ、韓国政府が発表した一連の景気回復策をサポートすると解説していた。
14日、NY市場は、直近の米失業保険申請件数が2,000件増え依然高水準で推移している。早期の利上げ観測が後退、リスク選好の動きから、NYダウは前日比61ドル高、16,713ドルで取引を終えた。米10年物国債利回りが一時、年2.39% 台まで低下した。NY外国為替では1ドル=102.41円、1ユーロ=136.91円で取引された。NY原油(WTI)が2%以上急落、バレル95.50ドル、NY金はほぼ横ばいのオンス1,314.10ドルで取引された。
イラクマリキ首相が辞任表明。ウクライナでは戦闘が止まない。ロシアを出たウクライナ救物資が足止めを食らったとロシアRTR。この日終戦記念日を迎えた日本は平和である。(了)
欧州から再び悪い便りが届いた。ユーロ圏経済は4~6月にプラスになる予想だった。予想に反してゼロ成長になった。ドイツ、フランス、イタリアがいずれも成長できなかった。低インフレとウクライナ危機の深刻化に対して、欧州が脆弱であることが浮き彫りになったと8月14日付け米ブルームバーグニュースが伝えた。EU統計局が14日発表した4~6月のユーロ圏域生産は前期比ゼロ。1~3月は0.2% プラスだった。同時に発表された7月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%増と6月の0.5% 増から低下した。INGグループ、チーフエコノミスト、ベータ―・ファンテン氏は「地政学的な緊張が緩和されないので、成長ペースが今年下半期に加速する公算はない。」と発言した。ECB(欧州中央銀行)は『年内は現状維持。一段の非伝統的措置実施の判断は2015年まで待たねばならない。』と付け加えた。4~6月ドイツが前期比0.2% 減、2012年以来のマイナス成長、フランスはゼロ成長、イタリア0.2%縮小、08年以来のリセッションに陥ったと書いた。
15日朝6時放送のフランスF2は「フランス経済は4~6月、ゼロ成長となりました。」とニューストップで口火を切った。輸入が0.4% 増えたが輸出はゼロ成長。設備投資は0.8% マイナス。個人消費は0.5%増えたが、暖房費の増加が隠されている。あるロボット工場の経営者は昨年上半期、600台生産した。今年は200台だ。海外向けだけが頼りだがスペイン、トルコ、英国向けもさえない。フランスにとってためらいの時期がしばらく続きそうだとレポートを結んだ。15日朝7時放送のスペインTVEも「フランスの4~6月がゼロ成長、ドイツは0.2%減少しました。」と口火を切り「ウクライナ情勢の悪化が大きく響いた。同時に財政赤字拡大も続いている。」と元気なく伝えた。
8月14日付ブルームバーグニュースはバークレイズ、逆井雄紀FXストラテジストは「対ロシア制裁の影響がこれから出てくる。ECB一段の金融緩和は不可避だ。為替相場ではユーロにとって重たい展開が続く」と語ったと伝えた。韓国銀行が2013年5月以降初めての政策金利0.25%引き下げを発表した。15日朝4時台放送の韓国KBSはトップでフランシスコ、ローマ法王の韓国訪問の様子を伝えた後、韓国銀行が政策金利を2.5%へ0.25% 引き下げ、韓国政府が発表した一連の景気回復策をサポートすると解説していた。
14日、NY市場は、直近の米失業保険申請件数が2,000件増え依然高水準で推移している。早期の利上げ観測が後退、リスク選好の動きから、NYダウは前日比61ドル高、16,713ドルで取引を終えた。米10年物国債利回りが一時、年2.39% 台まで低下した。NY外国為替では1ドル=102.41円、1ユーロ=136.91円で取引された。NY原油(WTI)が2%以上急落、バレル95.50ドル、NY金はほぼ横ばいのオンス1,314.10ドルで取引された。
イラクマリキ首相が辞任表明。ウクライナでは戦闘が止まない。ロシアを出たウクライナ救物資が足止めを食らったとロシアRTR。この日終戦記念日を迎えた日本は平和である。(了)