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米FOMC議事録公表後、株高、債券安(金利上昇)、ドル買い進み1ドル=103.77円

2014-08-21 10:02:49 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


米FRB(連邦準備制度理事会)は8月20日、米FOMC(公開市場員会)(7月29~30日開催)議事録を公表した。20日付けの米ブルームバーグ電子版によれば「多くの参加者は、委員会の目標に向けた収束が予想より速いペースで起きた場合、金融政策による緩和措置を現在見込まれているよりも早期に引き揚げを始めることが適切になる可能性があると指摘した」と記されたと書いた。FOMC議事録発表後、①株式、②債券、③為替市場がそれぞれ反応した。①株式市場は発表直後NYダウは50ドル近く値下がりしたが時間の経過とともに値を戻し、前日比59ドル高、16,979ドルで取引を終えた。ブルームバーグによれば株式市場は「労働力の活用が引き続き低いと認識しており、景気刺激策をFRBは続ける』と判断した。②債券市場は議事録にある「予想より早期に初回の利上げがありうる」と読み、5年物が0.05、2年物0.03それぞれ上昇、30年物は変わらずで反応した。③為替市場は、短期債券の利回り反発に敏感に反応、株高も手伝って、ドルが買われ、1ドル=103.72~77円、1ユーロ=137.53~57円とドル高が一気に進んだ。

21日朝7時台放送のNHK/BS「キャッチ世界の視点」(経済情報)出演の米国みずほ証券、村上実奈子氏は「もしも米労働市場の中身が大きく改善すれば、利上げ時期は早まる。米国の賃金上昇率は、ここ数年2%近辺で全く動いていない。22日予定の米ワイオミング州ジャクソンホールのシンポジウムでのイエレン議長講演を注目している。ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁の講演も予定されている。今回公表された議事録はタカ派的(早期利上げ示唆)指摘があるがイエレン、ドラギ両氏のスタンスに大きな変更はないと見ている。」と解説していた。21日朝5時45分放送のモーニングサテライト出演の大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「米国経済が大きく改善すれば、前倒し利上げの可能性をFOMC議事録は示唆した。しかし『もしも』である。あくまで『条件付き』だ。ただ今後の米株式は『金融相場』から『業績相場』を織り込む展開になるのではないか。」と指摘していた。同番組に出演したソシエテジェネラル証券、鈴木泰輔氏は「この日のNY為替市場でのドル円相場はあまりにも上げ方が急激に過ぎる。」と指摘していた。

21日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではロシアRTRが「ロシア政府は農産物輸入規制品目を国内産業に影響がない品目を除外すると発表した。一方、ベラルーシでウクライナ問題含め首脳会談が予定されている。マクドナルドはロシアで300店舗あり内97店に立ち入り検査する。すでに営業停止店舗が7店に達した。」と伝えた。中国CCTVは「上海協力機構合同作戦会議が開かれ実戦訓練が行われた。」と伝えていた。見落としかもしれないがほぼ連日流していた尖閣諸島をめぐる放送がない。英BBCはスコットランド独立の国民投票が9月に予定されているがイングランド独自の政策に力を入れるべきだとの声が62%と20日発表の世論調査で分かったと指摘していた。ドイツZDFはドイツ議会はイラククルド共和国に武器供与を承認したと伝えた。日本では銀座に中国人観光客が殺到、免税品を大量購入。銀座三越では免税品売り上げが昨年の2倍とヤフーブログに出ていた。(了)

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