ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

インドモディ首相が週末訪日する、モディ氏は経済で「お土産」なしでは帰れない、

2014-08-28 10:30:40 | 経済学
日本は安全保障でインドの支援を渇望している(学校で教えてくれない経済学)


「今世紀末の庶民が口にできる海産物はプランクトンとクラゲだけで、たまにしか市場に出ない魚類を食べられるのは金持ちだけだ。なぜか。複雑に絡みあった食物連鎖が崩壊すれば、複雑な生物から絶滅していき、最も単純な生物しか残らないからだ。」とジャーナリストのアレックス・レントンが8月26日号のニューズウイーク誌日本版に書いていた。「地球温暖化でアルカリ度が下がって海の生物の力関係が大きく変わり、食物連鎖にも繁殖にも打撃を与えている。温室効果ガスの主成分である二酸化炭素は海水に吸収され、海面近くで化学反応を起こしPhを低くする。つまりアルカリ性だった海水が酸性に近づく。」と書いた。

「このまま海のアルカリ度が下がっていけば、サンゴ礁の材料である炭酸カルシウムを海水が腐食し、サンゴ礁は死滅する。サンゴ礁は、4000種の魚類を含む海洋生物の25%の生存を不可欠なものと推測されている。つまり海の熱帯雨林だ。」とトレントン氏は続けた。『静かに広がる海の死の領域』というタイトルの記事は読みごたえがあった。人間が排気ガスを空気中にまき散らし、有毒物質を川や海へ垂れ流した報いである。孫やその先、子々孫々がプランクトンやクラゲしか食べられない可能性も否定できないとなると正直穏やかでない。

生態系が脅かされる海も心配だが、宇宙空間で新たな問題が登場してきた。8月27日付のWSJ紙電子版にRobTaylor記者は「現在約2000個の衛星が軌道を回っている。1日当たり最大200個もの宇宙ゴミの破片が毎日衛星にぶつかっている。半径10センチを超えるごみが2万1000個程度存在する。」とロッキード広報担当トレバー・トマス氏が語った。ハリウッド映画「ゼロ‣グラビティ(重力)」は宇宙ゴミの嵐が軌道上の衛星を襲い、生き残った宇宙船の乗組員を窮地に陥れる物語だが、昨今は現実が映画の先を行くから怖い。

28日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではドイツZDFが「プーチン、ロシア大統領とポロシェンコ、ウクライナ大統領の会談が28日行われたが、依然として停戦のメドはたっていない。」と伝えた。ロシアRTRは「両者首脳会談後の記者会見でプーチン大統領は『戦争を止めるか,止めないかはウクライナ自身の問題だ。』と話した」と伝えた。中国CCTVは、中国国家主席が北京を訪問したベトナム共産党書記長代行と会談する様子を詳しく報道していた。当然セレモニーだろうが両国が関係改善の意志を表したものと見られている。

27日、NY市場ではこれといった経済データの発表もなく、週末からレイバーデーにかけての3連休を控えて商い閑散の中、NYダウは前日比15ドル高、17,122ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.3608%へ低下、ドルが売られ、NY外国為替市場では1ドル=103.86円、1ユーロ=137.03円で取引された。NY原油(WTI)はバレル93.88ドル、NY金はオンス1,28190ドルと小動きだった。今週末にはインド、モディ首相が訪日する。日本は安全保障分野でモディ首相の力強いメッセージを期待している。一方、インドは経済分野で具体的な「お土産」なしでは帰れない。何が表に出て何が出ないか注目したい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする